第2話 距離が近い!
「ねぇ、美湖ちゃん、今日カラオケ…」
「行きません。」
今日だけでも、5回目遊びのお誘いを受けた。
友達を作りたくはないのですべて断っているが、ぜんぜん犬埼さんは諦めない。
「…じゃあ、買い物行こーよ!」
「小春、そろそろやめてあげな。」
誰だろうと周りを見る。
「もー、
どうやら、雅というのは彼女のことらしい。
金髪、ゆるっとまいた髪が目立つ、いかにもギャルっていう感じの、私の席の斜め後ろにいる人だ。
自分の一番苦手な感じの人だな…
しかし、犬埼さんを止めてくれたのはうれしい。
今日は4時間授業だけなので、このまま一人で帰れる!
「その代わり、私と遊ばない?」
⁉
「いや、いいで…」
「いいでしょ、じゃあ行こ!」
ぎゅっと手を引っ張られた。
抵抗しようとこちらも手を引っ張るが、雅ちゃんにあっさり負けてしまった。
「ちょっとちょっと、ホームルームおわってから!」
「あ、そっかそっか!」
雅ちゃんはどうやら天然らしい。
高校生活1日目、ボッチになりたい霞夜美湖に天然女子の友達(多分)ができた。
犬系女子とツンデレ女子 昼の猫 @hirunoneko92
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