赤口に、御田を射た
眼が覚めた。枕辺のアナログ時計が「朝の7時50分」を示していた。洗顔後、電気ケトルを作動させた。窓の向こうに曇天が広がっていた。沸き立ての湯で、即席コーヒーを淹れた。半額ドーナツを齧りながら、熱いやつを飲んだ。居室に二杯目を運んだ。ニンテンドーDSの電源を入れた。飲みながら、タスケチェスを指した。二局やって、二局負けた。終盤のミスは敗北に直結する。自分の弱さ、詰めの甘さに改めてウンザリ。
DSの電源を切り、愛機を起動させた。セルバンテスを呼び出し、バーバリアンを編集した。その後、スラグマンの復元と闇塚日記の転載を行った。計7頁を投稿した。気がつくと、昼の1時を過ぎていた。睡魔の気配を感じた。シャットダウン確認後、布団に潜り込んだ。テープに録音した『松尾堂』を聴きながら、うつらうつら。
布団を出て、浴室に入った。簡単な清掃を行ってから、シャワーを浴びた。昼間の湯浴びは気持ちが好い。休日ならではの楽しみだ。体を拭き、服を着た。ケトルに水を足した。沸騰後、コーヒーを淹れた。
飲みながら、パンの耳を揚げたやつに砂糖をまぶしたものを食べた。居室(兼寝室)に戻り、愛機を動かした。メクるを呼び出し、草小説の続きを書いた。ダウン確認後、身支度を整えた。最後のカギをかけてから、近所のコンビニに向かった。おでんの安売りをやっていた。全品70円。普段は買えないタネを買った。
おでんは池田(満寿夫)氏の好物である。随筆集『男の手料理』(中公文庫)の中で「おでん愛」を書き述べられている。一番好きなタネは玉子。次に好きなのはコンニャクだそうです。自作の玉子のつくだ煮を「アワビではないか、と錯覚するくらいおいしい」と絶賛されているのが面白い。本屋さんで見つけたら、迷わず買ってください。〔21日〕
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