友引に、予定日を射た
眼が覚めた。枕辺のアナログ時計が「朝の5時半」を示していた。今日は休日である。もうひと眠りしても全然かまわないのだが、やりたいことが幾つかあるので、起きてしまうことにした。もし眠気が訪れたら、その時に寝てしまえばいい。どうせ今日は、終日篭城に徹するつもりなのだから。
洗顔後、台所の電気ケトルにミネラル水を注いだ。沸き立ての湯で、即席コーヒーを淹れた。熱いやつを飲みながら、メールを作成した。送信後、愛機を起動させた。エキサイトブログを呼び出し、蛮人日記の転載を行った。
睡魔の襲撃は突然であった。シャットダウン確認後、布団に潜り、目蓋を閉じた。途端に滝壺の底に引き摺り込まれた。気がつくと、昼の2時になっていた。浴室に入り、温水を浴びた。湯浴びは良い。俺にとっては、最高の気分転換と云える。
居室に戻り、愛機を動かした。セルバンテスに飛び、バーバリアンの編集とスラグマンの復元を行った。ダウン確認後、身支度を整えた。自室を出る前に公園近傍の弁当屋に電話をかけた。一回目、反応なし。二回目も反応なし。幕の内を断念した俺は、近所のコンビニへ向かった。
先ほど知ったことだが、メクるさんが今月10日に復活されるそうである。正直困惑している。消えてしまった意欲を再び燃やすのは容易なことではないし、性格的にも向いていない。俺の心はあちらからこちらに移ってしまっている。もう少し早く、途中経過の発表があれば、展開も変わっていただろうが、いささか遅過ぎたようだ。〔5日〕
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