赤口に、間借りを射た
職場に着いた。売店に行き、朝食を買った。窓際の卓席に陣取り、チョコクロワッサンを食べた。ラジオの電源を入れた。冷やしコーヒーを飲みつつ、情報番組を聴いた。今日の話題は「ゴーストレストランについて」であった。なるほど。その手があったか。世の中には色んな商売があるものだと感心した。だが、外国では珍しくないらしい。そう云われてみると、日本人的発想ではないような気もする。電源を切り、本を開いた。笹沢左保の『帰って来た紋次郎/さらば手鞠唄』(新潮文庫)の続きを読んだ。
職員食堂に行き、Bランチを食べた。今日のBは地球魚類を煮たやつ。日替わり小鉢は冷奴。いつもの席に座り、ご飯とオカズと味噌汁を体内に流し込んだ。食事と云うより、作業に近い。空腹を埋めるという作業だ。水分補給後、食堂を離れた。休憩場所に行き、手鞠唄の続き。紋次郎が煮売屋(食堂兼酒場)で夕飯を食べる場面が出てくる。干し魚と煮込み汁である。こちらの方が美味しそうだ。読後、目蓋を閉じた。覚醒後、午後の業務へ向かった。
帰りの電車の中で、手鞠唄を読了した。地元駅下車。階段を登り、改札を抜け、駅の外に出た。幸い雨は降っていなかった。他の歩行者の妨害にならない場所に足を進め、弁当屋に電話をかけた。反応あり。おっちゃんにカニコロ弁当を注文した。切りざまに、歩行を再開した。日記の文案を練りながら、弁当屋を目指した。
自宅に戻り、ラジオを聴きながら、腕立て伏せをやった。花粉症に悩んでいる方にとっては、深刻な内容だった。この国、だんだん住み(生き)辛くなりますね。風呂場に行き、両足をすすいだ。その後、全身に温水を浴びた。〔3日〕
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