先勝に、竜虎を射た

 行きの電車の中で、津本陽の『信長と信玄』(角川文庫)の再読を始めた。信長最大のライバルとも云われる信玄だが、最終的には前者が勝った。勝利の理由と経緯を知りたい方は、是非この本を読んでください。


 終点下車。改札を抜けて、外に出た。小雨を覚悟していたが、意外、傘の出番はなさそうだった。ラジオのスポーツ情報を聴きながら、職場まで徒歩で移動した。今朝の話題は「上原投手の引退について」であった。


 到着後、売店に足を進めた。レジに行き、朝食の代金を払った。窓際の卓席に陣取り、チョコクロワッサンを食べながら、冷やしコーヒーを飲んだ。喉がカラカラに渇いていたのだった。断言ができるほど記憶力に自信はないが、これが「令和最初の冷やし」である可能性が極めて高い。


 午前の仕事が終わった。食堂へ直行。券売機でBランチを購入した。今日のBはタイセイヨウサバ(だと、俺は思う)の塩焼き。日替わり小鉢は竹輪と大根の煮物。どちらも、まあまあ美味しかった。食後、コップ一杯分の氷水を飲んだ。空食器を載せたトレイを所定の棚におさめた。


 休憩室に行き、昼寝の支度をしてから、第1章「英雄の誕生」の続きを読んだ。信長の奇抜性は、祖父(信定)譲りであるという津本説が面白い。〔20日〕

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