帰り道は……
出張で田舎に行った時の話だ。
山中にある事業所に赴き、一日仕事を終えた帰り道、バス停に戻っている最中、見知らぬ女性が急に背後から話しかけてきた。年齢は三十位、こんな山中に何しに来ているかはわからない。聞くとなんでも道がわからなくなったので一緒に帰っていいかという問いかけだった。
どこに行くかと問うと、近くの駅にいくらしい。ただこの近くに駅などない。バス停に向かうとと告げると、えっという顔をして、急に離れていき消えた。
目の錯覚かと思ったが、記憶に女の姿は残っている。もしかして、駅に向かうといえばどうなっていたのだろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます