応援コメント

第参拾玖章 柳生の黒幕」への応援コメント

  • 新右衛門は恨みつらみの嫌な男かと思いきや、何だか、段々憎めない中間管理職的キャラに見えてきました。
    小者であるからこその人間的な部分が光っている気がします。
    吉宗公は確かに凄い人ですよね、傑物という言葉が似あう人。
    本来、藩主にすらなれない末弟だったのにあれよあれよと将軍にまでなったり、母親がくノ一だったかも説があったり、何でも自分で確かめないといけない性格だったり、興味深い人ですよね。
    まさか、彼を守っていたのがゲルダの前世だったとは……。
    しかし、尾張の宗春ですか、重商政策を推して、贅沢好きだったくらいしか、授業では習いませんでしたが、この人も面白そうな人ではありますね。

    新キャラの新太郎がこれまた、まさかの地狐と夫婦になる少年とは!
    案外、尾張柳生とも仲良く出来そう……ではないですね!?

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     新右衛門は吾郎次郎に少し負い目というかコンプレックスがあるだけで悪い人間ではなかったりします。古参だから七人衆に入っていると本人は引け目がありますが、実力はちゃんと持ち合わせています。

     吉宗は中興の祖として偉大な人物ですよね。
     時代劇の題材として使いやすいので本作でも登場させました。
     尾張の継友・宗春兄弟と確執があり、吉宗に送り込まれた刺客を吾郎次郎が斃していた過去があるとする事で尾張柳生との因縁を持たせました。
     宗春は私も吉宗の倹約令に逆らうように尾張で贅沢を奨励していたとしか知りませんけど、江戸時代ってある意味ファンタジーですし(おい)

     新太郎は幼いながらも実直であり真摯に稽古を続ける剣客です。
     作中にもある通りバオム王国に柳生の庄を作る傑物となります。
     将来は国王となったカイムの忠臣となり、また切磋琢磨するライバルとなるでしょう。
     直心影流と柳生新陰流はルーツを辿れば同根なので仲良くなれる可能性は大いにあると思います。