Survey Phase:08

【ループ3 TL2】 ~愛娘の部屋~


GM:では、皆様は愛娘の部屋へやってきました。愛娘の部屋の扉は固く閉ざされています。

GM:皆様は扉を開けようとしますが、鍵がかかっており入れません。


ジュディ:人の気配がするか呼吸音とかが聞こえないか聞き耳しましょう


GM:そこで皆様は奇妙に思います。皆様は半透明の幽霊…。その気になれば、人をすり抜ける事ができます。(魔剣に触ろうとするとすり抜けるし)


ピピル:ま、まさか!?


トビー:これはこれは…?


ジュディ:気合を入れればすり抜けられるの????


GM:実はその気になれば扉をすり抜けることが出来ます。しかし、この部屋は絶対に入る事ができません。


ピピル:聖域じゃん...


ジュディ:なんで…


トビー:サンクチュアリ…


ジュディ:他の部屋には入れるのにここが入れないのはおかしいね


ピピル:「つまり.....うーんと.....魔剣の領域外?」


ジュディ:演奏家を真似して物理で破壊しないといけないんだな…


トビー:物理鍵!? 開錠を試そうとしてもアカーン!てなるのか?


GM:ジュディさんは聞き耳してみる、とのことですが、様子を伺うと部屋の中に気配はあります


ジュディ:じゃあ、人がいるのは確認できるのですね


GM:ノックしてみますか?(すり抜けないから触れられる)


ピピル:歌おう! 歌って誘い出すのだ!


トビー:歌って踊ればいつか扉が開く


ジュディ:心霊現象起こしちゃうんだな


トビー:ノックアタックか(物理)


ジュディ:うっかり開けたら忍び込む


GM:(悪霊だ…)


テレス:当たり判定出るならありですね


ジュディ:忍び込むというか触れられるよね(開けたら触る)


GM:では、誰かしらがノックをすると…こつ、こつ、こつ…と、小さな足音が扉の前までやってくるのがわかりました


トビー:おっ


ジュディ:私がいこうか。


トビー:年が近い女子だからいけるな


テレス:まだ開けるとは言ってないよ…


愛娘:「………誰?」扉を隔てて外へと声をかけた


ピピル:「.....」ガン持って待機


ジュディ:トントン… トントン…


GM:トントンと、ノックを続けるなら、怪しみつつもノック仕返してくれますよ


トビー:モールス信号だ!!


テレス:怪しすぎるだろwww


ジュディ:じゃあ、私も続けるね…。これは根比べだな(トントン…)


テレス:いやこれ、声届くんじゃない?


トビー:どこまで干渉出来るか…。ノックもOKなら声掛けもいけそうなのかな


テレス:ここの声掛けは物語上重要なので、声掛けるならまずは譲るぞ


GM:まぁ、この扉は破壊できないし、中にいる娘ちゃんも開けることができないわけですが―――なぜなら、”そう決まっている”からです


テレス:盤面に干渉できないってことだね


GM:事件の展開が決まっているので、もうその通りにしか動けない、という感じですね。(TL4以降でしかこの扉は開かないことが決まっている)

GM:ただし、地下室と同じように”事件と関係のない場所やタイミングならば”ある程度、干渉することが可能のようです


ピピル:なるほどね


トビー:ほぁ、娘も扉を開けれないのが決まってるのか


ジュディ:「う~ん、あけてくれませんね」


ピピル:「…ジュディ。扉越しに話しかけてみて欲しいっす」」


ジュディ:「…え、あ、はい」


テレス:とりあえず娘ちゃんに事前工作するパワーはない


ピピル:皆、何があろうと同じ動きしかできない


ジュディ:「夜分遅くに申し訳ありません。ジュディです!」ドンドン!


トビー:女子同士なら話もしやすいだろうな、と任せたらガンガンアタックし始めたの図


ピピル:「ジュディ!それ前教えたけど、記事を売りに行く時にするやつっす!」


愛娘:「……貴方達、ひょっとして、冒険者の人…?」


ジュディ:「礼儀正しい挨拶だったとー…わぁ!!しゃべりました!!!!!」


トビー:シャベッタアァァァァ


ジュディ:ドアが喋ったみたいに驚いちゃった


トビー:喋るドア


愛娘:「………貴方達も、閉じ込められたのね」


ジュディ:「…!」


ピピル:「っす。それで出ようとしてるっす」


トビー:この”閉じ込められた”は”ループに”なのか?


愛娘:「………そう。だけど、無駄だわ…」と、ピピルに


ピピル:「サラちゃん。どこまで知ってるっす?」


トビー:「色々と自分でも試したんだな?」話しぶり的に


愛娘:「どこまで? 貴方達は、どう答えたら満足してくれるの…? 私がもう何回繰り返しているか答えれば、満足してくれる?」


トビー:完璧にループしてますねぇ!


テレス:「どこから繰り返しているかによるけど」


ジュディ:「満足は帰るまでしませんよ。貴女が諦めていないなら、とりあえず協力して欲しいです」


ピピル:「.....まず、娘さんは他の人と違って意識はあるんすね? その部屋にあるものも理解してるんすね?」


愛娘:「ええ」


トビー:こうなると娘ちゃんのメンタルが心配である


テレス:あとループの起点と終点の確認もしてくれ。もし起点が同一の場合、私達を”冒険者”と特定できるタイミングがおかしい。


トビー:娘ちゃんの中でこのループへの導入がどうなってるかが知りたいってことか


ジュディ:もし私たちと同じタイミングであるなら、夫人が殺されたタイミングに部屋で意識を取り戻して、部屋から出られなくて、演奏家が迎えにきて連れ出されてエントランスで執事に演奏家が殺されて、庭で執事が焼けて死ぬという繰り返しなのかな?


GM:娘ちゃんのループパターンとしては、ジュディの推測通りですね


トビー:ナルホド…。こっちとあっちのタイミングは同じと


ピピル:「では聞きたいんすよ。この事件で何をしたんす? それとも、何もしてないんす?」」


愛娘:「何もしてないわ」


ピピル:「.....やはり、っすか」(なんかキャラクターはわかった顔をしてるがPLはまだ色々考えてる)


GM:お、おう


ピピル:娘ちゃんが集めた色んな証拠らしきものについて訊こう!


愛娘:「…証拠? ああ、あの人が父を殺した証拠のこと?」


ピピル:「はい。何故それを握っていたか知りたいんっす」


愛娘:「あれは、私が調べたのよ。こうなる前(ループに入る前)の話だけれど」


ピピル:「.....」


ジュディ:「…証拠を見つけたのに告発しなかったんです? 憎かったんじゃないんですか? あの女(夫人)のこと」


愛娘:「告発しなかったわ。だって…そうなったら、大変だもの…」


ジュディ:「…どういう意味です? 今のほうが大変じゃないですかね。どっちかというと」


愛娘:「…そうね…大変なことになっちゃった…」


テレス:「当時は出すのが憚られる理由があったし、ループ中は今更出しても遅いって話かしら? 出して何が困ると思ったのか、教えて貰える?」


ジュディ:「その憚れる理由って私たち聞いておいたほうがいいですよね」


トビー:しっかり聞いておきたいところ


愛娘:「私が集めた証拠を使って継母を告発し、お父様の無念を晴らす…でも、私が告発なんてしたら、私、あの人に殺されてしまうかも知れない…。それに、そんなこと私がしなくても、きっと誰かが……。そう、ダニーがやってくれるって、そう思ったの。だから、私は何もしなかったの」


ジュディ:「………。」 なんもしなくてもバッチリ殺す気でしたからね~~~~~~ってのは黙っておいた


トビー:後ろの方でアァ~…って顔をしている。この状態で子どもひとりでは動けないよね~というのはわかる


ジュディ:まぁ、子供っていうとそうなんだけどね! でも魔剣ちゃんはそういうの配慮してくれるかな…?


トビー:ガッツリ「行動しない物は救わない」の魔剣ちゃん


テレス:「じゃあもうひとつ。ループの最中、執事にその証拠の話をしたことはある?」


愛娘:「もちろんあるわ。けどね…”意味はなかった”わ。だってあの人、もう死んでるんですもの…」


ジュディ:そこな…


ピピル:なるほどね


トビー:タイミング外じゃないと干渉出来ないぽいですしね


テレス:「なるほどね。アテが外れたか…」


愛娘:「死ぬ瞬間まで、全く同じ流れになるのよ。私が何をしても、何も変えられないの。私がもう何度、ダニ-の焼け死ぬ姿を見てきた思う…? 数えるのはもうやめてしまったわ」


ジュディ:「焼け死ぬ姿を見た後に、普通に動いて喋る様子を見るのも頭おかしくなりそうですしね」


トビー:この状況だといっそ意識無くしてる方が楽だろうしな…


ピピル:「.....約束は.....できないんすけど、あと5ループぐらいでこれを終わらせるっす。だから、協力して欲しいっす」


愛娘:「貴方達を見かけてから、私はもう40周していると思うけど、あとたった5周で解決するのかしら…?」


トビー:ん? 娘とループスピード違う?


テレス:ループ回数が違う


GM:そのようですね


ジュディ:「ジュディたち40回もループしてませんですけど」


愛娘:「あら、そうなの?」


トビー:どういうこっちゃやで


ジュディ:「…時間の流れ方、違うんですかね…。私達はまだ3回くらいですよ、確か」


トビー:「…そうだな、まだ3回のはず」数えつつ


ジュディ:娘ちゃんは何倍速されて見せられてる…??


ピピル:過去最高に頭をひねる情報がきたな!!!!!!!!


GM:参加者によってループしている時間間隔が異なるようですね


ピピル:回数聞くのは多分フレーバー的にインテリジェンス


トビー:時間と未来を司るだから時間に干渉してるのはありあり


ジュディ:「ただ、えーと、そうですねぇ…何か怪しいと思ってることとか 気になることとかないんですか? あなたは部屋から動けなくても、ジュディたちは動けます。これまでと違ったもの、わかるかもしれませんよ」


愛娘:「わかってどうするの…?」


ジュディ:「このまま人が死ぬの見続けたい人います? あなたはこのままここに居続けたいんです?」


愛娘:「…そんなの、嫌だわ。けど、何をしてもダメなんだから、どうしようもないじゃない…。貴方達だけじゃないのよ。私に話しかけたのは…」


ピピル:「もしかして....タビット?」


愛娘:「あの人を知っているの?」


ピピル:「っす。Kと名乗ったっすが、もしかしてそれも違うっす?」


トビー:あ、弁護士と会ってんだ


テレス:それ以外とは会ってないんだ?


愛娘:「…白いタビットの人。あの人も、もう随分話しかけて来ないわね」


ジュディ:「一応、あの人も諦めてはいないですよ。死体に見飽きてメンタルを煩ったので、今ちょっとお休みしてるみたいです~」


ピピル:「ちなみに、タビットには何を答えたっす?」


愛娘:「何も答えなかったわ」


GM:メタ的に言えば、愛娘ちゃんはTLを飛ばしまくってるから周回が早いんですよ


トビー:おぁ~そっちか! 1つ1つ見ないでポンポン飛ばしてたらそりゃ早いっすね…


ピピル:なるほどね。ボイス聞かないで字幕めくってたら早いね


テレス:しかも干渉不能オプションもついてるからな。そらスキップ連打するわ


ジュディ:惨殺現場を繰り返し繰り返しみてるやつはやばいもんな


トビー:いらんなと思ったら飛ばす。誰だってそうする


愛娘:「…私が、私がいま、貴方達に応えたのはね…。私がここから連れ出される時に、貴方達が私の部屋に入っていくのを見たからよ」


ジュディ:自分が連れ去られてる最中に部屋に入っていく人たちって印象悪過ぎない???


トビー:ばっちり見られてましたね ごめんね年頃の女の子の部屋に入って


GM:娘が反応する条件として、1度娘が演奏家に連れ出されるのを目撃する、あるいは、TL4以降で娘の部屋を探索する必要がありました。そうしない限り、娘の部屋を訪れても彼女は無反応だったんです。(※正確には、娘が自分の部屋に保管してあるはずの証拠の話を出さなければならなかった)


ジュディ:ほむほむ


トビー:娘の反応条件はクリアしてたと


テレス:総当たりすればいずれそうなるよね…


ジュディ:「ええと。そうですね。ジュディはもうひとつ。あなたはこれからも 何もするつもりはないってことでしょうか」


愛娘:「何もできないもの。何もしないわ。できれば外に出たいけれど、けど……ここでこうしていれば、殺されることもない、から」


ピピル:わたしこれをしってるぞ、がくしゅうてきむきりょく


トビー:娘ちゃん、メンタル的にももう限界超えるギリギリなんだろうしな…と苦い顔をしつつも


ジュディ:「なるほど」


テレス:まあ、でも、助けて、って言ってるんだよな


ジュディ:「じゃあ、まぁ ジュディたちは勝手に頑張りますね」


愛娘:「………そう…」


トビー:やっぱ魔剣からしたら”色々知ってるのに自分から動こうとしなかった娘が悪!”としても仕方ない感はある


ジュディ:でも、助けてっていってから40周以上したってことだとおもうんだよね。その間にもうなにしてもダメってなったのかな…とは


GM:娘ちゃんの状況を具体的に説明すると、結構前に「なんかいつもと展開違うな…?」ってループがあって皆様と遭遇。助けを期待して「助けて」って言ったものの、あれから40周近くしても全然変化が起きないので…諦めムードと、言う感じでしょうかね。


ジュディ:まぁ、かけられてる精神的負担を考えたら、2,3回失敗しても もうやだーってなるよね!


GM:希望を失った時、人は老人になるんですよ


トビー:そうな…


ピピル:まぁ毎回同じ動きしかできないダクソ(※ダークソウルという難しいゲームのシリーズ)してる気分やろな...


ジュディ:毎回同じところで死ぬのはつらいよな


テレス:「思いついたらまた来るかも」


トビー:「ま、どうなろうと俺たちはここから出てくぜ」 トビーには帰るべき場所があるのでそれまで頑張るしかねえ


愛娘:「………そう…」 テレスとトビーに


ジュディ:「あ。ごめんなさいですよ。一応あれだ。もう一つ思いつきました」


テレス:ん?


ジュディ:「誰かがやってくれる~って思ったってお話ですけど、こうなる前に毒薬のお話ってあの執事にちゃんとしたんです? なんとかしてくれって言いました?」


GM:その手の質問は2回目なので、私が代わりに答えますね

GM:彼女は、執事を含め誰にも自ら集めた証拠を提示したことはないです。誰かが何とかしてくれると思ったので

GM:少なくとも、ループ前にはそういった行動をしていません。

GM:ループ後に接触できる人に、何度か証拠提示で変化が起こるか試してみたことはあるようですが、変化はありませんでした。変化がない理由は、”一度始まったループの展開は変えられないから”です

GM:執事もメイドも夫人も画家も演奏家もシェフも、TLで設定されている通りの動きしかしません。

GM:干渉できるのは、Kと皆様と娘ちゃんだけです。が、娘ちゃんは行動制限(最終盤まで部屋から出られない)がかかっていて、ろくに干渉できないんです。


テレス:認識合ってた。

 ・娘ちゃんは、ループ前に夫人の殺人について誰にも相談していない

 ・ループ後に相談したことはあるが、結末は変わらなかった


GM:もし娘ちゃんがループ前に、執事に証拠を提出するなり、自分で告発するなりしていれば、そもそもこの事件は起きていないかもしれませんね


ピピル:うむ


テレス:どっちにしても娘ちゃんは何を行動しても今更扱いされてしまうんだね…


ジュディ:やっぱりこれはエルピュセさんとしては、何もしなかった人が一番嫌いなんじゃねーかなって…。普通の人間の感覚だと、一番罪深いって夫人か演奏家だと思うけどね。


トビー:エルピュセ目線だと「娘!知ってるなら動けよ!」というツッコミ入れたいだろうな~という。やってることがエグいのは夫人&演奏家なのはわかる


ジュディ:私欲のために人の命を命と思わないって感じがして…。そこから夫人が外されてるから、もう基準は人じゃない気がしてね


トビー:人間目線から見たら「巻き込まれている娘は被害者」だけど、エルピュセ的な視点で見ると「知ってて動かない娘は加害者」になるってことか


テレスこれはもう執事の精神にダイブして、答え合わせでいいと思うんだ。ここで新情報が落ちてくるなら調査続行、特にないなら娘ちゃん吊り予定でLastフェイズかなと思う。娘ちゃんループ説は確定したし、娘ちゃんが自力脱出できない構造になってるしね


GM:さて、とりあえずTL2はこんな感じで大丈夫そうかな! TL2.5はもう見たので飛ばすとして、TL3に行きましょう!


トビー:うい!ありがとうございます!執事にダイブしにいきますか


ジュディ:はーい!


ピピル:かなり煮詰まって色々意見が錯綜するの、リアル金田一みたいで好き


テレス:ほい


GM:TL3では、執事の証言を取りに行く、でいいのでしたっけ?


ピピル:よき!だけど、今は執事、どこにおるんだろ? この時間は夫人か?


テレス:夫人部屋で画家が演奏家にKILLされる場面


テレス:あと証拠上がってないのって画家部屋だけ?


GM:そうですね


ジュディ:つまり、画家と演奏家が相撲してるのを見てる執事にダイブってわけ


テレス:妙に無表情だったもんねこの時


GM:では、ダイブしちゃいましょう!


ジュディ:オルアァ!!

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