Detective Time:ループⅠ

【ループ1 Last】 ~地下室~


GM:では、気がつくと、皆様は地下室にいました


弁護士:「よ、おかえり。首尾はどうだった?」


GM:Kさんが出迎えてくれますね


ピピル:「ただいまっす。大体のあらまし見たっすよ」


トビー:「戻ってきたか…。アンタもよくこんなのに耐えてられるなァ」


ジュディ:「殺人現場を3つくらいは見られましたね」


弁護士:「お、そうかそうか」パイプをぷかぷか


ピピル:「胃液がなんどもせり上がってきましたね」


弁護士:「おいおい、冒険者がダラしねぇなぁ」


ピピル:「ピピルは記者っすから」


弁護士:「まぁ、俺はここに引き籠もってたわけだが! はははは」


テレス:「一応仕事柄なんどか見てるけど、こういう熱の入った現場はきついわね…」


ジュディ:「人の死体を見慣れてしまうのはあまりよくないと思いますよ」


トビー:「ここまで趣味が悪ィのは見てらんねーよ…」引きこもりはせんが!


ジュディ:「戦場での死体よりいろいろ陰湿ですからね。気分が悪くなるのもわかります」


弁護士:「さて、そんじゃ、1回情報を整理しようぜ」


GM:と、Kが紙を広げます(これが事件簿ボードです)


ピピル:「っすね」(ピピルメモもドサー)


トビー:「おうよ」メモめっちゃ出るじゃん…


テレス:「どっから出てくるのよそのメモ」


ピピル:「この冒険道具とか入ってそうな腰巻...?」


テレス:「……ああ、正しく冒険者ね」納得する


弁護士:「お前たちが把握した事件のあらまし順に、コマを配置してみたぞ。だいたいこんな感じだったよな?」※GMが事件簿ボードの上に、事件の時系列順に、犯人と被害者のコマを置いていく。


ピピル:「大体こうっすね。これから修正がはいるかもっすけど」


トビー:「俺らが見たのは大体そんな感じだったな」ボード見ーの


弁護士:「最初の方の事件の犯人は、いまだ未確定ってことだな。シェフとメイドの犯人がわかんねぇっと」


ジュディ:「ちょっと動機がみつけられていませんね。今のところ」


トビー:「かなり最初の方だったし、わかんねェんだよなぁ」


弁護士:「ぶっちゃけ、シェフもメイドも、夫人と関わってないからな…。殺される理由が見当たらない」


ジュディ:「とはいえ死体の場所と死亡現場がわかっていますから。確認はしやすいかと」


トビー:殺し方はパワータイプっぽかった(小並感)


ジュディ:「問題は同タイミングらしいとこですけど」


弁護士:「果たしてそうかな?」本当に同タイミングかな?


ジュディ:「ほぼほぼ同じ程度じゃないかとは予想しています。断言はできませんが」


トビー:「順繰りに現場見て確認出来りゃ一番いいんだろうな」


ジュディ:メイドちゃんは自室だし、絞られてるからまだ確認できそう


テレス:「一番線の薄そうなシェフから調べるのが妥当かしらねー」


弁護士:「作っておいてなんだが、この並びでいいのかどうか、俺は疑問なんだ」


ジュディ:「発見されたのが最初ですし、その犯人次第でまた色々推測ができそうではありますね」


弁護士:「大きな見落としがありそうでな。そもそも、最後の執事はありゃ自殺だろ?」


ジュディ:「まぁ、実際に見てみないと良いかどうかなんて犯人本人にしかわからないかと」


弁護士:「犯人も被害者もねぇよな…」


トビー:殺された順は 夫人(死後時間が経っていた)→シェフ(かち割り)→メイド(撲殺)→画家(窒息死)→演奏家(刺殺)→執事(自死) かなぁ


テレス:「まあ、嘘偽りなく事件を見せられてるって前提の上だけど」


ジュディ:TL2で発見された夫人の死体の状況が 時間が少したってそうって描写だったから、1→2 じゃなくて、1だと思うんだよね。だから、シェフと同じタイミングじゃないかって推測してるんだけど…(システム的な意味の同時タイミング(実際には前後はしてるかもだけど


トビー:「人を殺したってんなら犯人だし、巻き込まれてるってんなら被害者っぽくもあるけどなァ」


テレス:「その前提を覆す要素はいまんとこないからね」


ジュディ:「神様のお望みは悪いやつを見つける です。とりあえずは洗い出しませんと」


ピピル:「かなり不可解なのはっすけど」


トビー:シェフが死んだのはTL1→2の間なんだっけな


GM:シェフの死体が発見されたのが、TL1.5ですね


ジュディ:そのタイミングで発見されてるから、シェフは1で殺されてると思う


トビー:TL1でシェフ・夫人が殺されている可能性か。なるほどなるほど。


ピピル:「メイドの殺し方で気づかないものっすかね? 目を離した隙に....っしたよね」


トビー:「画家がそう言ってたな」


弁護士:「メイドの死体の状態から考えて、この方法で殺害するには腕力が必要だぞ。男性じゃないと厳しいだろうな。逆に、シェフはよくわからん…。凶器の性能もあるからな…」


ジュディ:んで1→2でシェフをメイドちゃんが発見してて、TL2→TL3でメイドが死んでるから、メイドちゃんが死んだのは2のところ…


トビー:瞬間移動か隠密行動が出来るパワー系の人


ピピル:隠密できそうなの画家と執事しかおらんよね(演奏家のお腹を見ながら)


テレス:「消去法でいくと画家しかないんだけど?」


弁護士:「そうなるな…」


ジュディ:「まぁ、第一発見者が怪しいのは定番です。あと女癖も悪そうなので」


トビー:「俺はやってないって言い張れるしな」 メイドと画家でなんかあったとか考えたくはないところである(ドロドロい


テレス:「演奏家、腹芸できるタイプじゃないだろうし、執事も今見てる限りじゃ比較的善性だし…」


ピピル:「一つ提案があるんすけど、再度、厨房に一度だけ行きたいんす。推理小説の読みすぎかもしれないんすけど、シェフが死んでなかったら、とか考えちゃうんすよね」


ジュディ:「ジュディはマスターに従います」


弁護士:「なるほど? 実はシェフの死は偽装で、裏で手を引いてるって可能性か」


テレス:「まあ、一番謎なところだし、最初に調べるのは賛成」


ピピル:「動機があまりにも浅く、犯行のきっかけになり、確実にフリーな人物。それが今のところ執事とシェフしかおらんのっす」


トビー:「死んでなかったら、か?…ま、この流れなら確認しに行くのはアリだろ。洗えるとこから洗ってこうぜ」


ジュディ:「死体を確認ってことです?」


ピピル:「死体の確認...うぇぇ...そうっすね」


ジュディ:「いいですよ、マスター。ジュディは死体いくら見ても、負けませんからね。頼りにしてくださいね」」


ピピル:「頼りにしてるっすよ。主に腕力を」


テレス:「それこそ替え玉トリックは(体格的に)メイドちゃんぐらいしかできなさそうなんだけど…」


ピピル:「二人の背格好どんな具合だったっすかね」


トビー:そういや体格的なものはわからんかったかも


GM:体格的には、

 画家:長身

 演奏家:デブ

 夫人:モデル体型

 メイド:ロリ

 シェフ:ネズミ男体型

 執事:画家と同じ

 愛娘:ロリ 

って感じですね


トビー:ロリ


ピピル:ロリ&ロリ


トビー:「んじゃ2回目の現場確認、行ってみるか」


ピピル:「では最初は厨房っす?次のループっすけど」


ジュディ:「あ、でも厨房のあとはメイドさんのところへ行きたいです。あんな酷い殺され方するの、正直見たくはないですが、確かめたいので」


テレス:「そうね。たぶん演奏家辺りが酒でも飲んでるはずなんだけど…」


ピピル:「全部の殺されたタイムラインが見えてるっすから、タイムラインをしっかりさせること、から始めたいっすね」


トビー:「順には見ていけるな」


ジュディ:「連続殺人見学ツアーなんて最悪ですけどね」


テレス:「ほんと御免こうむるわ…」


ピピル:「終わったら鶏肉でパーティでもするっすか。いや、肉はやめとくっす....」


GM:さて、それじゃ方針もまとまったっぽいので、2ループ目いきますか


テレス:ほい


トビー:いきまっしょい

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