第39話 朝から防災用の水の交換と点検

 月末も近くなると、ため込んであるペットボトルに入れた水を交換する作業がある。


 今日は朝5時半から、それをやっていた。

 1.5リットルのペットボトル30本。全部水を流して、中を軽く洗って、水を詰め直す。

 母を介護するようになって以来、ずっとやってきた作業で、今はもう、母はいないが、何時もの習慣になっている。軽く3年くらい持つ保存の水を買えばいいじゃないかとなるのだろうが、私は時々ペットボトルを新しい物に交換しつつ、水道水だ。


 正直、2人で10日間、水道と電気が止まっていてもなんとかなる、というのを目指していた。食料の方は、カップ麺とかなんだが、母が食べられないと困るので、ラーメンじゃなく、うどん。あとは、アルファ米とか保存食か。缶詰と塩とかも分けてある。(ツナフレークとか、サバの味噌煮缶とか、焼き鳥缶詰とかそういうやつ)


 まあ、お米もあるし、カセットコンロは2つある。ガスボンベは10本。

これだけあれば、鍋でお米も炊く事が出来る。


 で、イベントとかで使う用の水タンク、20リットルも入れ替えた。

まあ、体を拭いたり顔を洗ったりは、これでやるつもりなのでペットボトルの水を替えたら、これも水を交換だ。


あとは、タオル。数本ある。よし。

蝋燭の点検。20本ある。よし。

小さな携帯ラジオと乾電池で駆動のライト。

乾電池があるかどうか。新品、未開封が20本。よし。


 一応、モバイルバッテリーも2つあるのだが、これは、携帯の充電専用にする。

たぶん、2本あれば最低限の使用で10日くらいは持たせられる。


寒い場合を考えて、寝袋と毛布。よし。

色んなことに使える段ボールと、新聞紙の束、2つ。よし。


◇◇◇


 こういうのは杞憂で終わってくれれば、それに越したことはない。

ただ、大きい地震が来て水と電気が止まると生活に困るので、復旧されるか自衛隊とかが来て、配給されるまでは自力で凌がなければならない。

私はそれを10日と見越して用意している。


たぶん今なら16日くらいは楽に耐えられるはずだが、スマホの方が持たないかもしれない。1日2日は基地局が自家発電で動いていても、長い間停電したままだと、其れも止まる。そうなると、スマホは電波を掴みに行こうとして繰り返し内部で基地電波サーチを行うのだ。これが電池消耗を「かなり」早める。

そういう時は、スマホの電源を切って、携帯ラジオで情報を入手するしかない。そのための乾電池は十分用意してある。


◇◇◇


そんなこんなで、朝の2時間が防災用品の点検で終わった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る