第6話

旅客機よりも下の空に差し掛かると肌寒さも無くなり心地よく空を飛び回れた・・・

ただ何やら騒がしくなっていることに気づいた。俺の方に地上から指をさして複数の人が騒いでいた。

たまにUFO関連の番組を見るとフライングヒューマノイドと言われる人型の飛行物体が移るがそれを見ているかのように地上の人たちは俺を見ていた。ただ俺はフライングヒューマノイドではない。普通の人間である。舞空術が出来ること以外は・・・

フライングヒューマノイドと言うのは、もしかしたら俺のように普通の人間だった人が突然舞空術が出来るようになりその人が飛んでるところなのではないかとも考えられた・・・俺はやはり空を飛べない人から見るとフライングヒューマノイドと変わらないかもしれないとか思えてきた。

そんな事を頭の中で考えながらも地上の人から肉眼で見える範囲の空をぐるぐると飛び回っていた。

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