第3話
きっと、五体満足なら、平身低頭、土下座していたことだろう。
長い物には巻かれる、ノーといえる日本人ではないのだ。
現状では、日本人でもないけれど。
「私は、基本、積極的に何をするタイプではありませんから。ただ、限度額がありますのでご注意ください。」
見逃されたようだ。
なんでクレジットカードのようなたとえをしたのか若干の疑問が残るのだが、仏の顔も三度、のようなことではだめだったのだろうか。
ただ、その性格に感謝しなければならないのは確か。なむ~。
ちょっと違うかな。
「ちょっとどころか、だいぶ違うと思います。」
穏やかに言われているが、怒っていることは、わかる。
これが、ジト目で、というやつなのだろうか。
美少女、ジト目、ツンデレ、巨乳、尊い。。。。?
「あら、こんなのでも信仰の力というのは貯まるのですね。こうして、手に持っているからでしょうか、それとも、私の力の一部を受け付けたから。 確、」
「故人を偲び尊ぶ。そして、超常なる存在へと崇め奉り、そのみを戦士、英雄から英霊へと昇華する。」
「他に、恐怖し、恐れ、敬い、奉ることで、超常なる存在として固定する、だったかしら。どちらかといえば、私の存在的にはこっちの方がより近いはずななのですが。」
「娯楽文化が進むと、善悪関係なく、大抵のものは美少女、美女化されて、かわいい、かわいいと連呼されて、極まれに信仰の力がたまると噂で聞きましたが、実際にその当事者になると、モヤっとしますね。」
どうやら、知らないところで何かかが起こって、完結したようだ。
何をどうやって、何がどうなったのか、わからないが、とりあえず、危機は去ったのだから、依然としてわしづかみされたままでも、機嫌が上向きになったようでよかったとしておこう。
そもそも、いつまでこの状態が続くのだろうか。
「もう少し待ちなさい。」
説明がないのが気になるのだが、当人の知らないところで、当人に知らされないまま、何やら作業が進んでいるようだ。
そして、それは、もうすぐ終わるらしい。
きっと、こういう事が積み重なって、いつの間にか、あいつには最後連絡すればいいじゃない、という様になるだろうな。
そして、最後には、今度遊び行くときに泊まりになったからよろー、なんてメールが来る。遊びに行く提案をした手前、否定がしづらい。
たまに、やる気を見せるとこれだから嫌n、
なんか、痛い、すごく痛い。
「これぐらいなら、どうってことないけれど、面倒なので、引きこもり発動しようとするの止めてくれない。うざい。まじ、うざい。」
砕けた口調で、二回言われた。
そんなこといわれても困る。
引きこもろうとした覚えはないのだけれど、そもそも、掴まれている時点で、何処に引きこもるのかが謎なのだが。
「お教えしませんが、能力的にはやり用はいくつかあるのですよ。それにしても、」
何やら方法があるらしいが、自身で探さないといけないようだ。
そして、何やらつぶやいていようだが、口は動いているのは見えるが音を拾えない。
まるでここだけ、ここから隔離されているようだ。
あっ、いま気分が、下がった。きっと、ため息をつかれた。
掴まれているからか、マイナスの感情的な何かが、直に伝わってくるような気がするのだが、気のせいだろうか。
回復に、結界に、光の神と相性が悪い何からしい。
本命で闇、対抗で土? 大穴で水か風? だろうか。火は、明るくするところがあるから、光よりな気がする。謎だ。
「謎は謎のままの方がいいと思いますよ。藪をつついて、蛇ではなくてドラゴンや竜が出てくるかもしれませんし。」
戻ってきたようだ。
毎週のように謎を解いている名探偵ではないので、謎は謎のままにしておこう。
教えてはもらえず、詮索も禁止のようだ。
ただ、謎が謎でなくなったときにわかるわけだし、変な薬の飲まされて子供になったわけでもないし、そして、その犯人を追う立場ではないし。あえて犯人を設定するのならものすごく近場にいる上に、追跡者ではなく、共犯者、よく言って小間使い、悪く言ってパシリ的な立場にいるのだから、犯人はわかっちゃったんだ、的なことを言うことができないので、そっとしておこう。
ドラゴンや竜の大きさで藪の中に隠れるのか、少しばかりの疑問があるが、さっきまでいた世界にはドラゴン尻尾を踏むという諺があったので、それと同類だろう。
もし、これが何らかしらのフラグだったとしても、現状、どうしようもできないので、気にしない方がいいのかもしれない。きっとそう。
「十分、気にしていますから大丈夫ですよ。」
何が、大丈夫なんだろうか。
「なんでしょう。」
見つめあって、・・・、と間に流れるような雰囲気なのだが、どうしよう。
「出せますよ。」
言うと同時に、ボッボッボ、と熱を帯びているかのように現れる三点リーダー。
「それ人魂。」
「ただの力の塊ですよ。」
手を握りひらいたら、丸く透明で純粋な魔力の塊を出していた。
そして、掌から登るように魔力が纏わりつき、風に揺らいでいるように、透明な魔力の塊よりも色が濃い魔力が揺れている。
火の玉の仕組みがよくわかる解説だったが、それを三点リーダーとしていいのか、疑問なのだが。
「色が濃いのは、魔力の濃度が濃いからです。」
「細かい言い回しが気になりますが、使い慣れないことによる誤差ということでしょうから、そのうち慣れるでしょう。あとは、」
三点リーダーの2番目をさっき出した火の玉を持ったまま、手の甲で上から下に押しだすよう動かした。
掌の火の玉を真ん中に置き、掌を返すようにして取り出した火の玉を持ち替えた。
ゆっくりと無駄のない動き。
こういうのを綺麗というのだろう。
投げ落とされ踏まれ、現在、わしづかみにされているのを忘れるぐらいに。
「今度はこれを見てください。」
右、左と指定されたわけではないけれど、視力検査を思い出すのは、気のせいではないはず。
ただ、目がないので、視るというよりは瞰と、五体満足なら、平身低頭、土下座していたことだろう。
長い物には巻かれる、ノーといえる日本人ではないのだ。
現状では、日本人でもないけれど。
「私は、基本、積極的に何をするタイプではありませんから。ただ、限度額がありますのでご注意ください。」
見逃されたようだ。
なんでクレジットカードのようなたとえをしたのか若干の疑問が残るのだが、仏の顔も三度、のようなことではだめだったのだろうか。
ただ、その性格に感謝しなければならないのは確か。なむ~。
ちょっと違うかな。
「ちょっとどころか、だいぶ違うと思います。」
穏やかに言われているが、怒っていることは、わかる。
これが、ジト目で、というやつなのだろうか。
美少女、ジト目、ツンデレ、巨乳、尊い。。。。?
「あら、こんなのでも信仰の力というのは貯まるのですね。こうして、手に持っているからでしょうか、それとも、私の力の一部を受け付けたから。 確、」
「故人を偲び尊ぶ。そして、超常なる存在へと崇め奉り、そのみを戦士、英雄から英霊へと昇華する。」
「他に、恐怖し、恐れ、敬い、奉ることで、超常なる存在として固定する、だったかしら。どちらかといえば、私の存在的にはこっちの方がより近いはずななのですが。」
「娯楽文化が進むと、善悪関係なく、大抵のものは美少女、美女化されて、かわいい、かわいいと連呼されて、極まれに信仰の力がたまると噂で聞きましたが、実際にその当事者になると、モヤっとしますね。」
どうやら、知らないところで何かかが起こって、完結したようだ。
何をどうやって、何がどうなったのか、わからないが、とりあえず、危機は去ったのだから、依然としてわしづかみされたままでも、機嫌が上向きになったようでよかったとしておこう。
そもそも、いつまでこの状態が続くのだろうか。
「もう少し待ちなさい。」
説明がないのが気になるのだが、当人の知らないところで、当人に知らされないまま、何やら作業が進んでいるようだ。
そして、それは、もうすぐ終わるらしい。
きっと、こういう事が積み重なって、いつの間にか、あいつには最後連絡すればいいじゃない、という様になるだろうな。
そして、最後には、今度遊び行くときに泊まりになったからよろー、なんてメールが来る。遊びに行く提案をした手前、否定がしづらい。
たまに、やる気を見せるとこれだから嫌n、
なんか、痛い、すごく痛い。
「これぐらいなら、どうってことないけれど、面倒なので、引きこもり発動しようとするの止めてくれない。うざい。まじ、うざい。」
砕けた口調で、二回言われた。
そんなこといわれても困る。
引きこもろうとした覚えはないのだけれど、そもそも、掴まれている時点で、何処に引きこもるのかが謎なのだが。
「お教えしませんが、能力的にはやり用はいくつかあるのですよ。それにしても、」
何やら方法があるらしいが、自身で探さないといけないようだ。
そして、何やらつぶやいていようだが、口は動いているのは見えるが音を拾えない。
まるでここだけ、ここから隔離されているようだ。
あっ、いま気分が、下がった。きっと、ため息をつかれた。
掴まれているからか、マイナスの感情的な何かが、直に伝わってくるような気がするのだが、気のせいだろうか。
回復に、結界に、光の神と相性が悪い何からしい。
本命で闇、対抗で土? 大穴で水か風? だろうか。火は、明るくするところがあるから、光よりな気がする。謎だ。
「謎は謎のままの方がいいと思いますよ。藪をつついて、蛇ではなくてドラゴンや竜が出てくるかもしれませんし。」
戻ってきたようだ。
毎週のように謎を解いている名探偵ではないので、謎は謎のままにしておこう。
教えてはもらえず、詮索も禁止のようだ。
ただ、謎が謎でなくなったときにわかるわけだし、変な薬の飲まされて子供になったわけでもないし、そして、その犯人を追う立場ではないし。あえて犯人を設定するのならものすごく近場にいる上に、追跡者ではなく、共犯者、よく言って小間使い、悪く言ってパシリ的な立場にいるのだから、犯人はわかっちゃったんだ、的なことを言うことができないので、そっとしておこう。
ドラゴンや竜の大きさで藪の中に隠れるのか、少しばかりの疑問があるが、さっきまでいた世界にはドラゴン尻尾を踏むという諺があったので、それと同類だろう。
もし、これが何らかしらのフラグだったとしても、現状、どうしようもできないので、気にしない方がいいのかもしれない。きっとそう。
「十分、気にしていますから大丈夫ですよ。」
何が、大丈夫なんだろうか。
「なんでしょう。」
見つめあって、・・・、と間に流れるような雰囲気なのだが、どうしよう。
「出せますよ。」
言うと同時に、ボッボッボ、と熱を帯びているかのように現れる三点リーダー。
「それ人魂。」
「ただの力の塊ですよ。」
手を握りひらいたら、丸く透明で純粋な魔力の塊を出していた。
そして、掌から登るように魔力が纏わりつき、風に揺らいでいるように、透明な魔力の塊よりも色が濃い魔力が揺れている。
火の玉の仕組みがよくわかる解説だったが、それを三点リーダーとしていいのか、疑問なのだが。
「色が濃いのは、魔力の濃度が濃いからです。」
「細かい言い回しが気になりますが、使い慣れないことによる誤差ということでしょうから、そのうち慣れるでしょう。あとは、」
三点リーダーの2番目をさっき出した火の玉を持ったまま、手の甲で上から下に押しだすよう動かした。
掌の火の玉を真ん中に置き、掌を返すようにして取り出した火の玉を持ち替えた。
ゆっくりと無駄のない動き。
こういうのを綺麗というのだろう。
投げ落とされ踏まれ、現在、わしづかみにされているのを忘れるぐらいに。
「今度はこれを見てください。」
右、左と指定されたわけではないけれど、視力検査を思い出すのは、気のせいではないはず。
ただ、目がないので、視るというよりは俯瞰するや、眺めるに近いような気がする。
少し揺らいだ?
「気のせいです。」
えっ、
「気のせいです。」
「つけられたばかりなので仕方ないですね。それよりも、」
手を握りしめ、さっきまで見るように言っていた火の玉を潰し、ろうそくの火を消すかのように、手を団扇のようにして三点リーダーとして出した火の玉を消した。
握りしめた方は、行動そのままだったのだが、手で扇いだ方は、風に揺れて、というわけではなく、霧が周りに溶け込み、何かに沿って一列に流れるようようだった。
「集中が抜けていないようですね。慣れないうちはオンとオフをしっかりしないと迷子になりますよ。もしかしたら、先のに引きずられた可能性もあるかもしれないですね。」
「ただ、使い慣れてないだけだと思いますけれど。」
何やら話が進んでいるのだが、何が何やら。
「とりあえずの、応急処置を終えたので、おまけの話をしましょう。」
やっと? ついに? 本題に入るようだ。きっと、ここまで来るのに20×20の原稿用紙で10頁以上は経っている気がする。
「メタい発言禁止。」
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