第15話

 その後LINEでお礼を伝えると、今度は「買い物に付き合ってよ」と、連絡がきて、また初カレ様と会う事になりました。


 その時は大きなショッピングモールのニトリで新しい枕やら日常品を購入され、そのままお家に直行だった気がします。


 またもやテレビやYou Tubeを観るだけの時間。


「あの、Tさんは私の事、恋愛対象外かもしれませんが、私はTさんの事好きなんです。それ知ってますよね?」

「まぁ。」

「恋愛対象外過ぎるからこないだも、いきなりお家連れてきてお風呂入ったりしたって事ですか?

 それともワンチャンですか?ヤれればいいんですか?ヤりたいならいいですよ。 

 私は、もう大学生じゃないんです。

 結婚も離婚も浮気も不倫もしました。

 もう私、子供じゃないんです。」


 こんなの本心じゃないのに……


「私は、Tさんの事が好きです。Tさんの迷惑じゃなければ。こうしてまた会えるなら……セフレでもワンチャンでも、なんでもいいです。」


 そう伝えると、初カレ様は無言で私の肩に頭を乗っけてきました。

  

 私は、切なさと、好きの気持ちで心臓が張り裂けそうでした。


「こんな時、どうしたらいいかわかんないよ。」


と、初カレ様が言いました。


 そして。初カレ様と目が合うとそのままキスをしていました。

 

 

 

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