応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  •  様々な現象が現れては消えていきましたが、あなたを思う気持ちは、現象を読み解く、一つの物理式のように普遍だったのかも知れませんね。その数式にたどりつけたことが、じんわりと、染みました。有難うございます。

    作者からの返信

    きっと、たどり着けたのでしょうね。そして、それが新しい始まりでもあるのでしょうけど。生はあらたな変数を絶えず私たちに送り込んできますから。
    「僕」の苦悩も悲しみも、結局は収束(死)まで終わることなく揺らぎ続けます。それを含めて、「僕」は「君」の死をようやく受容できたのかもしれません。よかった、と単純に片付けることはできませんが、それが生なのだなと、我ながら納得しております。


    最後までお読みいただきありがとうございました。
    KIKI-TA様のお言葉そのものが、私が詩を書く上での力や刺激になりました。私の言葉の中には、KIKI-TA様から頂いた言葉や解釈によって生まれたものた多分にあります。
    あらためて、ありがとうございました。


  • 編集済

    ふくらむ言葉とばらばらにへの応援コメント

     書かれている心の動きは激しいものがありますが、川辺に吹く風は気持ちがいいですね。確かに感情を表す数式はいまはまだ、ありませんが、いつの日か、数ある物理学者が導いてきた数式のように、かたちをもって歌われるのかもしれませんね。生物が生まれたこと自体が、一つの瞬きだったように、それも瞬きの一つなのかも知れません。

    作者からの返信

    川上から吹く涼風やら、梢から降る葉擦れの音、鳥の声、せせらぎ、そうした全てが流れる時間のなかで「僕」に語りかけるのでしょう。
    おっしゃる通り、「僕」はそこに普遍的な摂理を求めているのかもしれません。変化が、とめどなさが、ばらばらが恐ろしくて、苦しくて。そのばらばらが一点に収束するのが死で、死は常に普遍性を孕んでいて……
    瞬き、という意味では、「君」の生は揺らめきとばらばらの一体化した、「僕」にとっての一番眩しい現象だったのだと思います。


  • 編集済

    優しい夜にくるまって眠るへの応援コメント

     肩のちからを抜いて流れてくる詩篇ですね。数えた羊たちがやがて群れとなって、草をはんでいる、地面はわずかに傾斜している、そんな時間もいいもんですね。

    作者からの返信

    羊は夢を運んでくれますからね。
    眠りは一時的な逃避になるようでいて、実は、過去と無意識的に向き合う時間なのかもしれません。
    起きたら、ぱっと開けていることもある。だから、焦ることはないのですよね。

  •  無重力と弱い力と強い力に押しつぶされて、ってたしかにそうかもな〜って、思ってしまいました。色々なことも、そこなんだよな、って。

    作者からの返信

    自分で書いておきながら、この部分はとても解釈が難しいなと思いました。
    無重力、というのは逆にいうと、常に運動していなければなりません(あるいは、重力的に均衡している場所にいるか)。
    弱い力、強い力、というのはミクロにおいてあらわれる物理的な力で、マクロな物理学では登場しないものです。
    世界の秩序は重力、電気磁力、弱い力、強い力の四つの力のもとに動いているのですが、マクロにおける重力は働かず、電磁気力については言及されず、ミクロにおける弱い力と強い力だけが『僕』を押し潰してしまう。生と死すら不確実ミクロで君の曖昧さを求めて、結果として喪失を強く感じてしまうのかもしれません。脆い。


  • 編集済

     いいじゃないの、垂れ流すほどのナンセンスがあるのなら。ナンセンスは大変なんだから。
     砂を数える、なんて、いいですね。
     最後に、記されたように、大人になられたのですね。とてもいいですね。失礼な物言い、申し訳なく。

    作者からの返信

    「僕」は意味をつかむために、きっとナンセンスを溢れかえらせているのでしょう。
    私のなかには常に死や静寂のイメージがあって、鉱物や金属には、なんとなく死との親和性みたいなものを抱いています。
    そして、同時に永遠性も見出しているのでしょう。砂はばらばらで、ばらばらでありながらよく見てみると異なる結晶の集まりでもあります。それを数えるのは量的な行為に見えて、実はとても質的なのではないかと。
    砂を数える、というのはもともとアルキメデスの著作『砂粒を数えるもの』から来ています(実は読んだことない)。これは数学的に量を予測する、いわゆるフェルミ推定のようなものです。砂と願いを結びつけたのは、アルキメデスに対するアンチテーゼだったのかもしれませんね。「僕」や「君」は単なる数字ではない、と。
    (とかいいつつ、「僕」は永遠に「君」を砂のなかに探していそうですけどね。
    なんかまとまりませんでした。ごちゃごちゃ。

  •  まさかシュレディンガーの猫に会うとは思いませんでした。定まらないのが真理なら、それはそれで世界を構成しているのだから、とは思いましたが、それは極小の世界なんですよね、そうはいってもなんですよね。

    作者からの返信

    シュレーディンガーの猫は好きな思考実験だから常に私の頭の片隅に置かれているような気がします。あと、ゲーデルの不完全性定理。我々の認知を凌駕したところで天才たちは知的なゲームを繰り広げていると思うとわくわくします。
    ミクロの不確定な事象が、マクロでは説明し難い非合理を生む。「僕」の卑小な喪失感は、それでも十分に世界に不条理を生んでしまうのかもしれません。それでもそれでもそれでもー、って感じですね。もがき、あがき、求めるわけですね。

  • testtest様

    完結とのことで、寂しいような満たされたような気持ちのまま、与えて頂いたイメージに感謝をお伝えさせて頂きたくなりました✨

    御作に触れるまで『詩』というものをあまり読んだ事が無く、初めはなんとなく癒される気がして読ませて頂いておりましたが、曖昧なイメージの美しさや言葉に出来ない感覚を言葉にする心地良さを知ることが出来ました。

    癒し……ヒーリングの“ホリスティック”の語源はギリシャ語で「全体」を表す“holos”と知り、私が頂いたイメージに近い気がして感謝の言葉に混じえさせて頂きますm(_ _)m

    作者からの返信

    鳥兎子様

    「言葉に出来ない感覚を言葉にする」と仰っていただき、とても嬉しく思います。
    私にとっての詩を書く大きな理由がそこにあります。言葉の面白さ、不思議さ、難しさ、私の綴った詩からそれらが少しでも感じられたならば幸いです。

    holos、不勉強ゆえ、存じ上げませんでした。言葉は人の欠落を補完するような力があるように思います。誰かにとって私の言葉がholosであったならば、それ以上に喜ばしいことは他にないです。

    お読みいただき、コメントまでいただき、誠にありがとうございました。

    編集済
  •  真剣な思いで歩いているんですけれど睡蓮の咲く水辺はきれいですね。吹いている風も適度に湿度があって瑞々しいです。

    作者からの返信

    きっと「僕」が、そういうことに気づき始めているのでしょう。「君」がいなくても、どうせ世界は美しいことに。
    それはあまりに残酷なのですが、「僕」にとってはあらがいようのない真実として迫ってきて、僕は僕を笑う。
    でも、やっぱり最後には、君の笑顔を探している。進んだり、戻ったり。大変です。

  • まだ、「し、と」の門を叩いたばかり。
    いま、言えること。僕には天と地がひっくり返っても、この描写は書けないし、世界も描けない。何処にこんな引き出しがあるのだろうか。

    作者からの返信

    私の場合、言葉と遊び回っているのです。
    趣味として(?)プログラミングもやるので、
    ランダムに出力された言葉を連想して結びつけたり、
    逆に意味の繋がりを破壊してみたりと、
    そんなことを日々繰り返しています。
    (そのせいで意味が破綻することが多いのですが……
    なので、恥ずかしながら引き出しはけっこう空っぽです。

    今はChatGPTで色々と遊べるので、神崎小太郎様も機会があれば是非とも言葉で遊んでみてください。
    (たとえば、ランダムに単語を20個出力して、などとお願いすると、無関係な語がずらっとならんだりします)

    編集済
  • 砂を数えてみても良いかなへの応援コメント

    これは、詩だろうか……。
    切ない描写にも関わらず、美しい響きが届いてきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    詩は音と意味と無意味を楽しむものだと思っているので、とてもうれしいお言葉です。

    お読みいただきありがとうございます。

  • すみれかおるへの応援コメント

     柔らかな詩と思っていたら最後がちょっと寂しいいんですね。頑張って、と言いたくなります。

    作者からの返信

    川は生のイメージですね。移ろいと再現性の無さ、そして循環。
    それを近くに感じながら歩く僕は、やはり、一点で定まってしまった「君」からは、遠ざかるしかないのだろうと思います。


  • 編集済

     自虐的な結末になっていますが、世界はひろいこと、そしてエントロピーの法則も自覚していること、きっと四肢に重力も感じているのでしょうか。自転さえもいずこかに把握して、見つけるとか否かとかそんな次元も超えているような気がします。コメントになっていませんね。すみません。

    作者からの返信

    逆説的ですが、「僕」は言葉へ(そして失われた「君」とその記憶という非物質的なものへ)強く執着しているからこそ、肉体的ななにかが失われていくような感覚にかすかな恐怖を抱いているのでしょう。
    もしかしたら、もう「僕」にとっての「君」はすでに言葉になってしまったのかもしれません。良くも悪くも。
    自虐は、もはやそうして「君」をただの言葉にしてしまったことに対する後悔と、言葉になってしまった「君」になおも縋ろうとしている自分の愚かさとに対する、自戒なのですかね。
    肉体を通じて思考すると、できること、どうしたってできないこと、それらの区別が明瞭になってしまう。悲しいことではありますが、それでも「僕」は続いていくのだろうな、と。


  • 編集済

    冷凍みかんを空に投げたらへの応援コメント

     そこはかとない冷気のなかでいつかはいなくなり忘れられる、ということを考えました。偉人たちのように名なり足跡なりが残ったとしてもほんとうのことなんて誰にもわからず。同じ時代にいたってあなたのことさえもわからないんだから。
     だから○○の再評価が頻繁になされるんでしょう?
     てなことを考えているうちに笑い声が聞こえました。それでじゅうぶん。笑い先か馬鹿が先か。笑えないうちはまだまだだって。まだまだ。まだ。ヒントですか。有難うございます。

    作者からの返信

    これはきっと、僕の意味への意志ですね。
    人は結局、幸福や欲望に向かって生きるのではなく、意味への意志に向かって生きるのだろうなと思います。それがたとえ過去に向いていたとしても。そのベクトルが不幸や苦しみを伴うとしても、どうしたって意味には抗えないのです。(同時に、無意味に抗う

    のかな、とか。
    「僕」は少しずつどこかへ向かっているのだと思います。

  • 指数関数的増加への応援コメント

     指数関数的に増加して、無になるって表現が面白いと思いました。

    作者からの返信

    無と無限は数学的にはとても近い関係性にあります。
    この世界には無限を切望してやまないなにかがたくさんありますが、それはどこかゼロへと向かおうとすることのようにも見えたりします。
    例えば、消費行動なんかがそう。消費と満足のサイクルの次に来るのは、新しい消費に過ぎず、際限がない。

    じゃあ、それが君だったなら? やっぱりそれも際限がなくって、大きすぎていつか虚しくなっちゃうんだろうなって。そうして、発散するようにつかみどころなく消えてしまいたいなって、僕がちょっぴり望んでいるのかもしれません。

  • 魚の顔への応援コメント

     今回はちょっとファンタジックで、ノスタルジック。

    作者からの返信

    「ひいを一億八千万回続けてみたら魚」ってのが私にとって印象的な事実だったので、中心はそこにあって、そのどうでも良さから僕や君のことを考えると、その結論としてこれが出来上がった感じです。

  • 言い訳ばかりの空の色からへの応援コメント

     ひっきりなしに走りいく車の騒音が、作品の背景に流れている気がしますね。気のせいかも知れませんが。

    作者からの返信

    私には漠然と、川と電車のイメージが浮かびました。書いたのが多摩川を渡る橋の前後だったように記憶しています。
    流れ、という意味で車のイメージも合致するかもしれません。
    絶えず変わりゆくもの——いわゆる無常——と、君を失ってから同じところをぐるぐる旋回している僕との対照を描こうとしているのだと思いました。
    誰もが未来みたいなものをなんとなく信じていて、それが不確かであることを少しも考えていないようで、なんとなく怖くて、でも、希望は持ちたくて、僕は右往左往しながらも長いトンネルの出口に近づいている。
    移動、運動。
    世界は勝手に動き続けるけど、最後は自分で動かないことにはどうにもならない。なにがきっかけかはわかりませんが、もがきですね。
    頑張れ「僕」と思います。自分で書いておきながら、人ごとなのもおかしな話ですが……。

  • 散る葉あかく鮮やかな記憶への応援コメント

     素敵な都会の光景ですね。こんな詩、わたしも書いてみたいですが。

    作者からの返信

    職場が東京タワーの近くなものでして……秋口に紅葉の染まる小さな公園(?)があって、おまけに近くの芝公園あたりには銀杏もあり、さらに冬空の青もあいまって、豊かな色彩がとても綺麗なのです。


  • 編集済

    だから走ってへの応援コメント

     空虚を埋めようとする行いはどこかで辻褄が合い、平らな地平が見えてくるような気がします。あとはそのときが、朝なのか、見過してしまう昼なのか、手の届く夕なのか、立ち上がる夜なのか。変な連想ですね。

    作者からの返信

    昨日と今日が同じわけがなくて、空虚ですら日々の小さな変化のなかで理不尽に埋められていく。悲しみですら、私たちは永続させることなどできない。良くも悪くも、必ず辻褄が合うのでしょうね。「僕」にはいつか、新しい朝が来るのだと思います。


  • 編集済

    愛しき君の言葉に迷いてへの応援コメント

     力学的なシーンが出てくるのが途中のシーソーの場面で、なんだか作品全体が不安定なシーソーに乗っている感じで。あとは、妙な明るさ、でしょうか。

    作者からの返信

    シーソーはとても象徴的ですね。ひとりでは絶対に遊べない遊具ですから、欠落を示すのにちょうど良かったのだと思います。
    明るさが感じられるのだとしたら、おそらく詩集の終わりが近づいているからでしょう。終わりに向かうに従い、遠くの薄明を「僕」が感じ始めているのです。
    喪失の詩ではあるのですが、それでも最後は希望を描いて終わりたいので。

  •  瞬きだす星を数えると無意識に君を探しているなんて、せつないですね。黙っていてもまた明日の夜がくるなんて。

    作者からの返信

    読み直してみて、これは希望なのかもしれないとも思いました。
    君がいなくとも、少なくとも僕は生きている。そして生きていく。夜空に君の記憶を探すことも、きっといつかはなくなる。
    悲しいですが、僕は続くのです。だから、希望かな、とか。


  • 編集済

    徐々に閉じていく光の扉をへの応援コメント

     何と表現するのが適切なのか、この言葉で十分なのかわかりませんが、なにか透明で、しかしガラスのような冷たさはなく、プラスチックに親和するようにわずかな温もりも感じられる、一字一字が呼んでいる。読み手もそれに応えようとする。そんな感想を持ちました。

    作者からの返信

    私には澄んだもの、透明なもの、純粋なものへの憧れがあるのかもしれません。でも、憧れだけでは足りなくて、そこで私がなにができるかをもがきながら形にしている結果が、そうした無機質でありながら熱をはらむような言葉になる。だとしたら、とても嬉しいです。


  • 編集済

     傷つけることで自ら傷つく不都合、そうだな〜と、一回と複数の間に差異を見出だせず、ん〜なるほど。君とは誰なのか。読み手はずっとそれを探索している。この作品で言えば、一緒に電車に乗っている、そんな気がします。

    作者からの返信

    物事の原因は思いのほか複雑で捉え難く、行為の主体であったはずが客体へと反転しているような気がすることも多々あります。時間に依存した因果律は案外脆弱で、そんなものとは無関係に物事は自由に絡み合っているのだろうと思います。
    僕にとっての君は一貫して「失われた存在」ではあるのですが、失われてもなおそこにいる、僕との関係性によって結びつきは絶たれないのかな、と。
    曖昧で申し訳ないのですが、私が今まで読んだ本や物語がぼんやりと反映されているため、こうした形で描かれています。

    引き続きKIKI-TA様の自由に読んでいただけると幸いです。


  • 編集済

    小さな惑星の子供への応援コメント

     君がなにを指し示しているのか、想像していました。具体的なだれかれというよりは、もっと自然にちかい存在か、あるいは、なにかを司る法則のようなものなのか。いずれにしても、君は届かないところにいて、けれど何らかのシグナルをわたしに与えてくれる。氷を透かしてみる、その存在の青さに、時間がつまっているようですね。氷は毎年溶け、わたしたちはそこに何をみるのでしょうか。

    作者からの返信

    おそらく「僕」にとっての「君」が失われたときから、「君」があらゆる場所に遍在するようになったのかな、と私は感じました。
    「僕」はここで、ふたつの「君」を見ているのだと。現実に存在していたはずの「君」と、世界との関係のなかでしか見出されない「君」です。
    「僕」が求めるのは現実に存在している「君」なのに、手が届くのは世界との関係に見出される「君」だけで、そのもどかしさが「僕」を孤独にもするし、少しあたたかい気持ちにもする。
    人にとっての他者の死ってそういうことなのかな、とか思います。

  • 君は死は青いのだというへの応援コメント

     死がテーマになっている気がしますが、不思議な硬質な質感がいいですね。それで悲しくならないでいられるのかな。それも辛いですが。

    作者からの返信

    青はどこまでも澄んでいるから、悲しみと上手に溶け合うように思います。そうして一体となって、感情がどこかに潜んでいられるのかもしれません。

    余談ですが、線虫に紫外線を当てると、死にゆく過程で青く発光し、死の瞬間に最大に光るそうです。
    死と青のイメージは、ここから拝借しました。
    https://wired.jp/2013/07/30/blue-cells-of-death-mark-the-end-of-a-worms-life/

  • 雪のにおいへの応援コメント

     血のかよった手に包まれたところは、感動的ですね。血は、やっぱり温かかったんだと、改めて思いました。

    作者からの返信

    冬はなおさらですね。血の通う人の熱や、淡白な電気ストーブの熱、自販機で買った缶コーヒー、どれも同じはずなのに。

  •  死ぬな、そして、いつか音楽になる。それだけでいいのかな、と。

    作者からの返信

    誰かの音楽になって鳴り続けるなら、それは意義深いのでしょうね。私もいつか誰かの、と思いたいですが、今は必死にもがいて生きるのみです……。

  • iの音は「アイ」ですが「虚」数でもありますね。
    ネイピア数をiπで乗すると何故−1になるのか?
    そんな美しい数式を思い出しました。

    作者からの返信

    e^iπ=-1

    虚実を結ぶ、美しい式ですね。
    数という概念は抽象でしかないのに、常に正しい。
    人は、そういう絶対的なものに憧れるのかもしれません。
    (同時に、詩のような相対的なものにも美しさを見出すのですけどね。不思議です。

    お読みいただきありがとうございました!


  • 編集済

    笑う君は綺麗だったへの応援コメント

     なにかの本で宇宙空間の色は微かにピンク色に傾いている、と読んだ記憶があります。間違っているかも知れません。彼女もそんな空間に溶け込み、再び生まれることができれば、なんてそんな想像を膨らませていました。まだまだ読みが浅いです。

    作者からの返信

    宇宙は光の速度で膨張を続けています。そのため、遠ければ遠いほど速く遠ざかり、そこから届く光の波長は長くなります(ドップラー効果です)。それを赤方偏移と呼びます。
    宇宙は観測する点から均一に遠ざかっているため、全ての光は長波長(赤)へとわずかにずれている。
    宇宙の色がピンクに傾くというのは、もしかしたら赤方偏移のことかもしれませんね。(といっても、ほとんど可視光ではないのですが……)
    「君」はきっと一度きりの存在で、かつ、einmal ist keinmal(一度はないのと同じ)な存在なのかな、と私は思ったりしています。そして、その無意味さにあらがうことこそ人間なのかもしれない、とか。

    KIKI-TA様の好きにお読みいただければ幸いです。(私も好き勝手に書いております)

    長々と失礼しました。


  • 編集済

     後半に記憶がばっと出てきて引き込まれます。少し辛い記憶と結びついているようで、読み手にはそこがリアルが刺さりますね。

    作者からの返信

    具体的、物理的ななにかが記憶を喚起することがよくあります。いわゆるプルースト効果のような。私は、そうした誰かの記憶と結びつくものが描きたいのかもしれません。

  • 夏は暑いんだな、とそう、思います。

    作者からの返信

    そう、夏は暑いのです。毎年、夏になると思い出します。(そしていつのまにか過ぎ去っています。


  • 編集済

     壮大な宇宙の出来ごとと手の届く日常との対比が面白いですね。果てしない物理学の計算とたわいのない日常はやはり同値なんだと改めて思います。

    作者からの返信

    物事の背後には、万物を支配する絶対的な真理、法則があるような気がしますが、そんな統一的な秩序など本当はどこにもないのかもしれない、と近頃は思ったりします。
    科学全般好きなのですが、物理法則や科学は、人や物事の関係性を記述するための手段に過ぎないのかもな、とか。
    私たちの生はあらかじめ定められていて変えようのない運命に翻弄されているようにも思えますし、私たちの自由意志によってあらゆる可能な未来が無数に存在するような気もします。
    などと考えていると、ますます迷子になる日々です。


  • 編集済

     君にフンボルトペンギンを見たところが切ないですね。止めることのできない波の音に包まれているだけにいっそう。作品とは関係ないかも知れませんが、青木繁という画家の海にまつわる作品を思い浮かべています。なぜでしょう。わかりませんが。波の音が持ってきてくれたのかも知れず。

    作者からの返信

    青木繁ですか……不勉強ですみません、存じ上げないです。

    人が他者に対して抱く想像は結局のところその人を限定するための手段なのだろうなと思います。そしてその想像は、所詮はその人の望む限界なのかもしれない。
    僕が君にフンボルトペンギンを重ねて見るのは、君が空に憧れて去ってしまうことを恐れているという暗示かもしれません。だからこそ、飛べない鳥であって欲しい、と。

  • ひたすら後悔や願望を喚起する言葉たち。

    「えいえんのけもの」

    急に平仮名で紡がれるとドキリとします。
    よく注意すると全編に平仮名ことばが……
    次はどれかな?と注意しながら拝読致しました。

    作者からの返信

    反射で書いているので私自身もなぜ平仮名なのかわかりませんが、私があえて漢字を開く場合、掛詞にしていることがしばしばあります。
    もしかしたら、「永遠の獣」と「永遠 除け者」の二つの意味が重なっているのかもしれません。
    書いた本人でありながら明瞭な説明もできずに申し訳ないです……。

    お読みいただきありがとうございました!


  • 編集済

     一連めの血が鮮明ですね、空間をいつのまにかカミソリのように切り裂いてしまった鮮烈さが、僕の書こうとしている画像と対比されている(書こうとしているのは血?)そんな意訳、許されますか?

    作者からの返信

    僕が「血」を書こうとしているのだとしたら、つまりは生きていた君を言葉として残そうともがいているのでしょうね。
    KIKI-TA様の好きなように、自由に読んでいただければ、私にとってそれ以上に嬉しいことはありません。

  •  心の苦しさとは関係なく鳴きしぐれる蝉の声がつらく聞こえますね。暑さは容赦ないですが、静かに野道を歩く作者に手を差し伸べたくなります。

    作者からの返信

    「僕」は記憶のなかを辿るたびに「君」だけが今に欠けていることに気づいて苦しくなるのでしょうね。喜びと苦しみの場所は同じだと知っているから、「僕」は懲りずに同じ道をなんども歩くのかと。
    それを誰が求めているかといえば、「僕」は「君」だというかもしれないけど、きっと「僕」自身が求め、歩き続けているのかもしれません。欠落は埋まらない、代替などありえないと知りながらも。


  • 編集済

     はじめに、色々な鳥さんたちが、ぴょんぴょん、というのがユーモラスと思っていたら、急に、東京、と出てきてドキリとし、そして急行列車が疾走して、最後は本のなかにしまわれる。場面展開がすごくいいですね。とても短い推理小説のようです。

    作者からの返信

    私にとって川は人生や時間であり、生と死を隔てる境界でもあるのかなと思います。
    僕が君を思いながらも日々の生活を送るなかで、川を下ったり上ったり、生から仮想的な死へと横断したりと、川という暗喩を行き来しているのでしょう。
    単純に、私が毎日通勤で川を渡り、東京へ出勤しているので、そのこともこういう文章を書かせる一因ですね。
    あらためて、一見すると見えにくい場所で、一本の糸が紡がれているような気がしました。

  • 何か理由を抱えて待つ男の葛藤を感じました。
    とても切ないイメージですね……

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    僕が抱いているのは、おそらく悔いですかね。
    やりきれなさがいつまでも消えないのだと思います。

    お読みいただきありがとうございました!


  • 編集済

     言葉に重量があるとしたら、最後の一行を除き、各連がその最終行になると急に重くなるというか、リアル度が増すように感じました。それに対比するかのように5連の冒頭2行の空虚感が印象的に思えます。なんか、ブランコに乗りながら履いている靴を足で放り投げるような、そんな気がしました。

    作者からの返信

    僕と君との質量さのようがあるのだと思います。いない君は地べたを這ってみじめに生きる僕よりも、圧倒的に軽い。君や死への漠然とした憧れだけが翼を持っていて、僕は飛べないことを知っている。君だけが解放されてずるいと思う嫉妬心が心の底に冷たく沈んで僕のからだはもっともっと重くなる。
    生きている人は飛ぶことなんてできないから、空を見て憧れて、靴でも放るぐらいしかできないのでしょうね。


  • 編集済

     てのひらの湿り気に誰かの過去を感じてしまうところ、湿り気が滲んだみたいですが、気持ちも滲んだみたいで、そこから(書いては無いですが)街の夜の景色が見えるんですよね(その景色が作者に言葉を書かせたと言ったら)妄想しすぎかな。

    作者からの返信

    これを書いたとき、私がなにを見て、なにを感じたのか、作者としても正確には思い出せません。
    そういう意味において、私はすでに読者になってしまっています。
    読者としては、「僕」が夜のどこかで「君」との記憶を見つけて、曖昧なあわい光を一生懸命つかもうとしている、そんな情景が浮かびました。
    今ここにいる「僕」と過去に「君」といた「僕」とが、生々しいてのひらの感触の記憶のなかで、じんわりと滲んでいるのかもしれません。


  • 編集済

    君が僕から溢れる夜にへの応援コメント

    モノトーンの語りのなかで、蛍光灯に照らしだされた黄緑色の生き物が妙にグロテスクで眼に迫ってきます。何でだろうと、考えたら、黄緑という色が、たまごの黄と植物や青虫の緑とが混ざった色だからかなんて妄想しました。死刑宣告で、並んで歩いていく、靴音まで聞こえるんですよね。凄いです。

    作者からの返信

    蝉の羽化に関しては、実体験をもとに書いております。
    学生時代、夏の夜の公園で友人と花火をした際、無数の羽化途中の蝉を目にしました。
    そこには生命の柔らかさや脆さ、死の予感、そして新たな命へと紡がれる生の予感がありました。
    KIKI-TA様のおっしゃる黄と緑に対する感覚も、私が描こうとしたものと、あながち遠くないのかもしれません。
    強烈なほどの生と死の共存が、一つの生き物(あるいは色)に見出せるような気がします。

    コメントありがとうございました!!

  • 浅い命が散った、冬の花火への応援コメント

    あ、何かこの詩は良いですね。
    何でだろ??

    要領得ない応援で申し訳ないです……^^;

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    詩に何か感じるときには、明確な理由がないほうが多いかと思います。
    こうしてお読みいただいただけでも光栄です。

    あらためて、ありがとうございました!

  • 摩擦する制服の触れる音への応援コメント

    いつも、羨ましく思えるくらい
    美しい絵画的な雰囲気で
    情景が思い浮かんできます。

    そういう感じに詩を書けるって
    素敵ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    詩を書くときも小説を書くときも、できるだけ具象を重要視しています。とりわけ映像です。
    絵画的と評していただき、とても嬉しく思います。
    逆説的ではありますが、抽象を描くには具象が必要になると考えているがゆえに、できるだけ具象で描いているのです。
    それが結果として誰かに何かを伝えられる作品になれば幸いです。

    お読みいただきありがとうございました!


  • 編集済

    光速近くで僕を迎えにへの応援コメント

     彼女との距離が、速度、距離と時間で測られる速度とシンクロしていて素敵ですね。光速や音速は感覚を超えた速さですが、その速度と彼女への速度が相対的に対比させられていて、そこに作者の感じる宇宙があるのかな~って(そこに雪が降っていますね。雪の落ちる速度もまた相対化されている)。
     相変わらず、勝手気儘な解釈ですね。書き出したらすべて書いてしまいそうなので、これからは、あまりしつこくないように、コメントも気が付いたら程度に慎みます。すみません。

    作者からの返信

    固定された読み方を意図して書いてはいないので、私の吐き出した言葉を自由に解釈していただくのは、むしろとても嬉しく思います。
    ありがとうございます。

    私が読んで感じたのは「僕」の中にはあらゆる可能性としての「君」がいるのだろうな、ということです。そして、その「君」はどうやっても「僕」からは届かない。
    雪や星、夜に君の死のイメージと重ねてみては、毎回綺麗に重ならない。
    一度は散ったはずの雲が戻り、最後には雨が降ってくるのは、可能性のはざまを「僕」がたゆたって心地よくなっていたのに、たちまち現実に引き戻されて涙する様子の暗喩かもしれません。

    自分の書いたものに自分で解釈を与えるのはなんとも奇妙な行為ですが、KIKI-TA様にコメントいただいたが故に、それが刺激となって世界が広がったのかなと思います。
    今回もコメントいただきありがとうございました!


  • 編集済

    testtestさんの作品は不思議な静けさのなかにいますね。いいですね。何か探しものをしていたら知らない処に答えがありそう。今回も、無機的なものを志向しても、有機的なものに束縛されるというか、蝋燭の灯が途中で効いていますね。何だかんだ言って一世代前の個体が用意したDNAの箱に入るしかないんですよね。見当外れだったらすいません。

    作者からの返信

    静けさ、ですか。私自身はあまり意識したことがなかったです。
    この詩集の前提にあるものが、「大切な人の死」と、「宇宙(空)」と、サブ的に「雪」というのがあります。
    考えてみればどれも静寂に近い感覚が備わっているものですね、KIKI-TA様に指摘されなければ、自分では気づけませんでした。ありがとうございます。

    蝋燭の灯は昔、アシモフか誰かの雑学集で読んだ知識なのです。数値等、真偽は定かではありませんが……。個人的に希望の暗喩としてとても気に入っているため、すぐに使いたくなってしまいます。

    私の読み方では、ジーンやミームこそが内容物で、私たち人間は単なる箱であり、前の世代から後の世代へとその内容物を運ぶビークルでしかない、という意味なのかなと感じました。(自分の書いたものに対して無責任ですみません……。


    KIKI-TA様からコメントをいただくことで、あらためて自分が書いたもの、書こうとしているものに関して考える機会をいただきました。
    あらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。


  • 編集済

    夜は潮のにおいがするからへの応援コメント

     闘争と逃走、そして獣という此岸から、海(水?)の向こうをみつめる。もう少し時間がかかるみたいですね。焦っていく必要はなにもないように感じます。足元にさざ波のように打ちよせる小さな音が作者にずっと語りかけているように思います。
     イメージを膨らませて書くほうなので、ピントはずれ、そんなもんかな、程度の反応で十分に思います。何か感じていただければ幸い。

    作者からの返信

    二度目のコメントありがとうございます!!

    「僕」がどこへ向かっているのか、私にはわかりません。「僕」自身もわからないかもしれません。
    ただ、過去を受け入れつつ拒みつつ、同じところをぐるぐると回りながら、もがきながらも生きるのだろうと思います。

    またお読みいただきありがとうございました!


  • 編集済

    砂を数えてみても良いかなへの応援コメント

    まだ1篇しか読んでいませんが、ちょっとSF的な世界を連想します。言葉が素直に耳に入ってきますね。折をみて読み進められたら。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます!

    SFですか……あまり意識したことはありませんでしたが、私自身科学の言葉やロジックは好きなので、そういう側面もあるのかもしれません。
    続きもお読みいただければ幸いです。

    コメントありがとうございました!!

  • 読み合い企画から来ました。

    この作品は感想をたんに述べるよりも、感性で説明した方が良いのではないか?となんとなく思ったのでそうしようと思います。

    まず作中の文「天網から漏れ出した悪の萌芽のような光が嫌いだった」←これカッコよくて好きです笑

    それと、個人的にこれは今は亡き愛する人(恋人ではない!)に捧げられた歌のような印象を受けましたね!油断するとウルッと来てしまいそうです、面白かったです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    一つ一つに明確な意味があるわけではなく、音のつらなりや意味の絡まりやらを楽しんでいただこうと意図して書いたものなので、感覚的に読んでいただけると嬉しいです。

    おっしゃる通り、大切な人を失った、という設定を背景とした連作詩となっております。

    お読みいただきありがとうございました!!


  • 編集済

    摩擦する制服の触れる音への応援コメント

    リズムがあり読みやすく、雰囲気が良いと感じながら拝読しております。もしかして声に出して読む事を意識されているのでしょうか?

    「名前のないないかは」
    が気になりました。
    勘違いならスイマセン!

    応援しています!

    追伸です)
    音読してみるとスムーズに読めたのでもしや!と思いました。
    となると上記は母音の組み合わせのリズムは間違っていなかったのですね〜。
    少しづつ引き続き拝読いたします!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    文章を書くときは常にどのように読まれるか、音になるかを意識して書いております。
    とりわけ詩は音としてのリズムや響きが重要となると思うので、自分にとって心地よいものを探して書いております。

    「名前のないないかは」は誤植でした……。
    ご指摘ありがとうございます。

    コメントありがとうございました!

  • 私には著せられない表現の美しさを楽しんでいます。
    インデックスのiと愛が掛かってるのかな?と思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    言葉の意味と無意味の中間あたりで毎度まいど右往左往しております。
    その意味不明と解釈のあわいを味わっていただければ幸いです。
    (ちなみにiは虚数(imaginary number)のつもりで書きましたが、確かにインデックスのiでも面白いですね!

    お読みいただきありがとうございました!

  • 砂を数えてみても良いかなへの応援コメント

    ものすごい物語が潜んでいる詩だと思いました。すごいなぁ、ワシには書けん、と羨ましく憧れます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    マフユフミ様が私の書いた詩になにかを感じ取っていただけたのであれば、その物語は、マフユフミ様自身の中にあるものだと思います。

    私もマフユフミ様のように、美しい情景を繊細に詩に読み込んでいくようなことはできません。(できるようになりたい。

    今後もともに切磋琢磨してまいりましょう。

  • ひとつひとつが独立した詩なのかなと思っていたんですけど、「光速近くで~」というフレーズから、全体で繋がる物語なんだなと、今更に気づきました。

    諦観のようで、思春期のようなアイロニーを込めているようで、綺麗な思い出をだったりソレを望んで求め探しているようで……

    でも呪い、という言葉に繋がる辺り、やっぱり情緒に不変はないってことですかね……

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます!

    全体を通じて連作となっております。
    ですが、必ずしも理路整然と矛盾なく前後がつながっているわけではなく、「僕」の視点から、乱雑に「君」への思いが語られる詩となっております。
    「僕」はすでに思春期からは遠く、おそらく「君」を想起する手段として少年時代の記憶を持ち出す上で、稚拙さや未成熟さが滲み出ているのではないかと思います。

    コメントありがとうございました!

  • >穴のあいた伽藍堂に神様はいなかった

    でも私は、神様はいるはずと祈っています。

    作者からの返信

    神様はいると信じているのではなく、祈っているのですね。
    とてもいい言葉。
    私もそう祈りたいと思いました。

  • じわじわと遠回しに迫り来るような、真綿で絞めるような狂気の予兆に震え上がります…繰り返される反語に背中を押されるような、やけに生々しい死の吐息が鼻先で臭うような…気づいたらいつの間にか「しはこわくない!」と笑いながら受け入れてしまいそうな、真に迫る恐ろしさを感じます…。

    作者からの返信

    「僕」は「君」の死に自らの死を重ねることで、生の中にあるありふれた多くの死と、自分の生の延長上にある死を同一視しようとしているのだと思います。
    そうして、自分が死ぬことへの恐怖、「君」を失ったことへの絶望を煙に巻いてしまおうと試みているのですが……そんなのはうまくいくわけがないわけでして。
    もしかしたら、「僕」の試みの失敗の連続こそが、この詩集に通底するテーマなのかもしれません。

    お読みいただきありがとうございました。

  • 夏の教室の晴れやかで爽やかな、それでいてどことなく重苦しく息苦しいような、あの独特の雰囲気が伝わり、思い出しました。夏という季節は思ったより多く、死や儚さの象徴が散りばめられていたのですね…。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます!

    学生時代の物憂さの中に潜む、将来に対する不安、死や生の軽さへの恐怖などを描ければと思いながら書いている詩集なので、そういっていただけるととても嬉しいです。

    コメントありがとうございました!

  • 問う→うとうと→とうとうってところがいいですね。

  • 砂を数えてみても良いかなへの応援コメント

    読み合いから来ました。

    「どうせ死ぬのに生きている意味がわからない」って言葉が心に響きました。

    よかったです。

    作者からの返信

    毎日そう思い、びくびくしながら詩や小説を書いてます……。
    それでも書く以外にないのですけどね。

    コメントありがとうございました!

  • ヘモグロビンにさよならを告げた。

    このフレーズ、好きです。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    これはおそらく「僕」が今そこにいない「君」を思い、誰とも理解し合えないような孤独を感じた瞬間の疎外感によって、自分と他人をまるで異なる存在として受け止めた瞬間なのだと思います。
    ちなみに、ヘモグロビンの核は鉄で、だから血液は赤い。でも、赤い血を持たない動物もいます。ヘモシアニンという物質で酸素を運ぶようなのですが、その核は銅で、色は緑に近い。
    箱である肉体ではなく生命を駆動させる血液の機構が、「君」の喪失と共に、まるっと変わってしまった。そんなことが書きたかったのかもしれません。(書いた時のことを正確には思い出せませんが……。

    長々と失礼しました。

    編集済
  • 夜は潮のにおいがするからへの応援コメント

    死。
    死って結局なんなんでしょう。

    2つの詩を読んで、考えさせられました。

    作者からの返信

    私にもよくわかりません。
    だからこそ、詩や小説を書くのだと思います。
    言葉で「死とは〜です」と言えるようなものではないからこそ、書けない、伝えられないなにかを、別の形で掬い取ろうとしているのかもしれません。
    生きているうちにできるだけもがいて、死と、生を、美しい形で描き出せればなあ、と淡い期待を抱いております。
    (そして、今日も明日も書き続けたいです。)

    コメントありがとうございました!!

  • 『意味からの解放』、いいですね。
    繋がりが見当たらない言葉が繋がって面白いです。
    タイトルと本文がどう重なるのか考えたり。
    言葉が跳ねまわって遊んでるみたいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    そう言っていただけると
    とても嬉しいです。

    「言葉が跳ねまわって遊んでる」
    素敵な表現です。
    その言葉に値するような
    詩を書いていけたらと思います!

  • 砂を数えてみても良いかなへの応援コメント

    ドキッとする終わり方ですね。
    幻想的な世界から喪失感がわき上がり、そして現実での行動へ繋がっていく……。
    「僕」のこの後を知りたいような、知りたくないような気持ちになりました。

    読ませて頂き、ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    丁寧なお言葉、とても嬉しいです
    「僕」はいったいどうするのですかね……。
    確かに、ちょっと知るのが怖いです。