第4話
十大列強というもの存在を知った俺は、母に十大列強について教えてもらおうとしたが、十大列強の存在が小さな村の農民の生活とかかわることはほとんどないためよく知らない、と断られてしまった。
いわれてみれば、そうかも知れない。
通信技術もろくにないこの世界の田舎の村(通信魔法なるものが存在しないのは行商人に確認済みである)と世界の頂点に存在する十大列強が関わり合いになるほうが驚きだ。
普通、人は関わり合いにならないことはわざわざ学んで記憶したりしない。
というか、そんなことしている暇や金は農民にはない。
だから、何か特殊な経歴があるわけでもない母親が知らなくても不思議はない。
まあ、それはいいとして俺のこの5年間の成果はこうだ。
『名前・・・・・ハマー=フロータス
位階・・・・・5
レベル・・・・661
種族・・・・・普人
性別・・・・・男
年齢・・・・・8歳
スキル・・・・【虫言語理解】・・・レベルMAX
【蟲言語理解】・・・レベルMAX
【魔蟲言語理解】・・レベル1
【虫操作】・・・・・レベルMAX
【蟲操作】・・・・・レベル54
【虫統率】・・・・・レベル60
【体力微回復】・・・レベル9
【魔力微回復】・・・レベル80
【飢餓微耐性】・・・レベルMAX
【飢餓小耐性】・・・レベルMAX
【飢餓中耐性】・・・レベルMAX
【飢餓大耐性】・・・レベルMAX
【飢餓超耐性】・・・レベル88
称号・・・・・無し
(転生者、『■■■■』*隠蔽中*)』
数年前に昔から一緒にいた女王蟻が
そうして、【蟲言語理解】や【蟲操作】をこのレベルまで上げたのがこの数年の成果だ。
大変だったことと言えば魔力消費の問題だろうか?
操作系や支配系のスキルは行使に魔力を消費するらしく、【虫操作】のころは魔力の消費が少なかったために自然回復の量で間に合ったが、【蟲操作】になってからは魔力の消費一気に増えて、一時期は【魔力微回復】がぐんぐんと上がっていくのが感じられたぐらいだ。
回復系は莫大な消費がされたときほどレベルが上がりやすいとは知ってはいたけど、目に見えて上がっていくのが分かったから何度もステータスを確認してしまうほど、とても驚いた。
と、まあこれが俺のこの5年間の成果である。
これからも何歳までやるかは分からないが森に毎日魔物を狩りに行くつもりだ。
この世界はステータスによって身体能力が地球では考えられなかったほどまで上がる世界だ。
レベルはいくら上げていても損はないだろう。
とりあえず、今日も森に魔物を狩りに行く予定だ。
今日はどれかスキルレベルが上がるといいな。
今から楽しみだ。
俺は知らなかった。
この日常がすぐに終わってしまうと。
今、この時には・・・
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