第13話 計画を立てましょう
部屋には高身長とメガネとショタあと僕
ちゃぶ台にはおかしとジュースが雑に置いてある
「はぁ…」
思わずため息が出る。
「どうしたんだよため息ついて」
ポテチ食いながら漫画を読んでる怠惰の化身みたいなカツキが聞いてくる
「どうしたんだよじゃないだろ!計画立てんだろ?それなのになんだよお前らお菓子食ってばっか、漫画読んでばっか。だらしねえな少しはちゃんと考えたらどうだ!」
「ん、ああそういやその話をしに来たんだったな」
ソラがノソっと起き上がり漫画を読むのをやめぬままジュースを注ぐ
こいつ、僕のお気に入りの漫画だというのに、シミになったら新しいの買ってもらうからな。
「でも結局映画とかが無難でいいと思うな。今ならあの獣と歌姫のやつやってるし。アー!ミスッタ!レースデタカッタノニ!」
ハルはスマホの育成ゲームをやりながら言う。
こいつ人の家まで来てスマホゲームやるかよ。
まあ楽しいからいいけどねナントカ娘
「あーあれか、確かに俺も気になってたんだよな。テカハル,レースデルナラヨヤクシロヨ」
「んーみんなで服とか見に行くのもよくね。女子たちに好みの服選んでもらおーぜ」
服かぁ、
『鏡クンにはこれが似合うと思うな!』
いいな
『うんうん!似合ってる!カッコいいよ鏡クン!』
ヤバいニヤける
「優どうした?変なもん食ったか?顔キモいぞ?」
「うるせえボケ!てか服いいな!行こうぜ!」
「カツキーこいつどうしたの?」
「ハルちゃん見ちゃダメよ。あと人を指でささない」
「ガキ扱いすんな!でもソラナイスアイデアだよ」
「そうだな。てかそれならモール行かね?シネマあるし服やとか色々揃ってるし。時間余ればゲーセンでちょこっと遊んでくってのもできるぞ」
「「「それだ!」」」
帰り道からこれだけ長引いた計画もまとまって来たぞ
「あとは女子たちを誘うだけだな」
うーんOKしてくれるかな
ちょっと緊張するな
後に彼女となる可愛い女の子と同じ高校目指すお話 佐倉澪 @rinrinakua
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★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 2話
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