第8話 隣の席の女の子とLINEするの楽しい

 七瀬さんと麗奈が帰宅後、自分は宿題も終わっれ風呂からも上がったのでスマホゲーをしていると一件の通知がピコンと来た


「オイ今PM中やったやんけ誰やこんな時間にふざk…!!」


 前言撤回 


 七瀬さんからだった


 まあねゲームはいつでもできるからね


 今は七瀬さんと連絡取る方が大事ですよ


『改めて、よろしくね。今日は夕飯ありがとう美味しかったよ(#^^#)』


 おぉ顔文字入ってる


 やっぱ女の子はこんな感じなんだなぁ


 大抵友達と連絡取る時、絵文字とかもない簡潔なものか、あったとしてもスタンプだけだからなぁ。


『こちらこそよろしくね。お口に合ったみたいでよかったよ。』


『鏡クンのアイコンてラーメン?』


『そうだよ。この前友達とみんなで食べに行ったんだ~』


『へ~私もラーメン好きなんだよねぇ~』


『そうなんだ!何系が好きとかあるの?』


『邪道かもしれないけど汁なしかな。ラーメンじゃないかもしんないけどw』


『いや、汁なしでもラーメンじゃん?僕も好きだよ。二郎系の店の汁なしとか最高じゃん』


『わかる!私あんまいっぱい食べれないから普通のミニとか小の全マシとか頼むより汁なしのほうが丁度いいんだよねぇ』


『普通の小とかで増さないのはなんか抵抗あるよね』


『そうなんだよね。この辺オススメのお店ある?』


『この辺だと麺で~となるたけかな。麺で~の汁なしは具材豊富でチャーシューもサイコロ状で食べやすいよ。なるたけは完全に僕の趣味。汁なしはないんだけどなるたけはこってり系で逆に具材はシンプルなんだ』


『どの辺?』


『麵で~は線路沿いにあるよ。なるたけはゲーセンの隣だね』


『そうなんだ。今度一緒に行かない?』


 !?!??


 これはまさか、七瀬さんからデートのお誘い?


 OK以外の選択肢はなかろう!


『もちろん!いいよ!行こう!』


 あれ、しつこかったかな


『うん!行こう行こう!』


 いやそんなことはなさそうだった


 そんなやり取りをしていると時刻は日付が変わろうとしているところ。そろそろいい時間になってきたな。


『もうこんな時間か。そろそろ寝るか』


『そうだね』


 僕はここで連絡は終わって、後はおやすみを言うだけだと思っていたが、七瀬さんからはまだ連絡が続いた。


『そういえば話変わるけど、来週の体力テスト嫌だよね~』


 ……いや、なんかさっきので今日はもうおしまいみたいな感じだったじゃん。 まだ続くの?いや僕は全然いいですよ?七瀬さんと少しでも長く会話ができるなら


『わかる。持久走なんか考えただけで死にそう』


『マジで!そう!あのセクハラじじいどうせ私たちが走って揺れる胸を見たいだけだろ』


 ん? あれ? 七瀬さんってこういうキャラだっけ? 


 もしかして所謂深夜テンションというやつでは?


『プールの時もあいつヤバくね?みたいのは男子でも噂になってたよ』


『でしょ!?アイツホントキモイからやめてほしい』


『わかりみが深い』


『ラーメンっていつ行く?』


『ん~来週体力テストだけで午前中で終わりじゃん?その日はどう?』


『いいね。運動して疲れたところにラーメンを胃に流し込めるの最高だね』


 なんだろう。言うことがすげえカツキなんだよな


『それな。じゃあ詳しいことはまた後日ということで。』


『は~い。じゃあそろそろ寝よっか』


 今度こそ寝るのね


『はーい。おやすみー』


『おやすみー』


 僕はスマホを閉じ目覚ましをセットし枕元に置き充電ケーブルをつなげる


 あれ、今回七瀬さんと二人きりなんだよな?


 顔が一気に熱くなる


 興奮して寝れなくなりそう


 頼むから落ちてくれ!!!!


 翌日寝不足で一時間目からガッツリ寝たのは言うまでもない

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