未定、

@tomo_akira

第1話

中学生の頃までは自分はどこまでも行けるし何にでもなれるって信じれた。




「さよちゃん、次フリー田中様45分ね」


「あ、はい」


フリー田中はくそ客多いから憂鬱だなぁ


「いってきまーす」


あ、今日のドライバーさんは詮索してこないし当たりだ


「さよさん303号室でお願いします」


「はい、かしこまりました」



「すみません、303号室入ります」


『は〜い!かしこまりました〜!』


いや、ブツッて切んなよな


ラブホっていつもブツッて切るから腹立たしい


ちゃんと教育しろよ、ただでさえフリー田中に恐怖してイライラしてんだよこっちはよ



「さよちゃん、こんにちは」


「こんにちは〜!田中さん!

え〜お会いできると思わなかったよ〜!」


「僕もねさよちゃんに会いたかったから来ちゃったよ、即姫に丁度いたから確率でね」


会いたかったならちゃんと指名しろよくそが


「わ〜!奇跡だね〜!」


「ま、これも僕とさよちゃんが赤い糸で結ばれている証拠だね」


は?そんなもんないが


「も〜!田中さんってば冗談がうまいんだから〜!」


落ちてください地獄へ


「さっ!さよちゃん早速だけど脱ごうか」


「え?もう?」


「さよちゃん見てるだけで興奮しちゃって勃ってきちゃったんだよね」


きもすぎる


「やだ〜田中さんのえっち!」


「ほら〜脱がせちゃうぞ〜」


「きゃ〜」


地獄に落ちてるの私で草




「あっさよちゃ〜ん!おかえり!」


「ただいまで〜す」


「うんうんうん、お疲れ様〜

田中様、どうだったかな〜?」


「大丈夫でした〜」


きもすぎて吐きそうだったけど


「うんうんうんうん、それなら良かった!

田中様ね最近会員様になったばかりでね!」


は?毒味すか?


「さよちゃんだったら任せられると思ってたんだよ〜!やっぱりさよちゃんに頼んで良かった!」


は〜〜?意味わからなさすぎて頭パニックなんやが








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

未定、 @tomo_akira

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ