第12話 後期受験

朝はまだメンタルが無事だ

今日すること、明日の道を見る。志望理由とかを書いとく。服とか荷物の準備、受験票等の印刷


神様に祈る気力というか、気分になれない



受かったらしいクラスメイトの話を聞く

落ちても私立があるらしい人の話を聞く


羨ましい、でも学部違うしな、私立だしな、って気持ち。複雑


何をしたら良いのか分からない。やってやる! って熱意がない。諦めたのか? やけくそなのか? 燃え尽きた?


これでも落ちたらどうなるんだろう。心の中にあるのはなんだ。受かるだろう。っていう自信? 確信? 慢心?

イメージがわかない。

その時はもう浪人するさ。くらいの感じ?


倍率は下がるだろう。ボーダーは少し怖いけど、小論文で稼ごう。私の書く文だから。作文だから。これで合格したら私の自信となる。


いざとなったら死んでやるさ。と考える。

まあ、こんな事で死にたかねぇな、と思う。

まだやりたい事あるし。死んでやる価値はない。


でも、死ぬって選択肢が手元にあるのはありがたいね。




*私は知識が好きだ。それは単に出来事を連ねた物とかじゃなくて、哲学、人の生き方、考え、文学の背景にあるもの、文化、生活様式。地域限らず、時代限らず。

そういった知識が増えるほど、私が体験するほど、私の考え方に候補が増える。知識が増える。より私らしい生き方が出来る気がする。母さんの母国の特有の気楽さ。外国に訪れた時に体験した、日常に染み付いた宗教観。私が、私らしく生きるために、その知識が欲しい。そうしたら、小説ももっと書ける。私の書きたいことがかけると思う。



バスのシステムが分かんねえ! 目の前に同じ受験生がいるから助かったけど、まだ一安心だけど、1人だったら死んでた

最悪タクシーかっ飛ばして行こう


明らかに裏道であろう所から入って、走ると人の姿

隣でバスを待っていた親子を発見、なんと同じ学部らしい! 部屋は違うが笑っちまった

人が少ない

ディスタンス取ってんのかしら、と思ったがどうやら欠席の様子


ラッキー!?


手元の顔写真が、共通テストの受験票に貼ってるのと違いますよ、と困惑するおじいさん

髪切ったので、と伝える

ごめんって。でも結構切ったからさ、撮り直したんだけど。そんな変わったか? メガネつけ忘れて取ったから??


メガネ取りましょうか、とやったら納得いったらしい、ああ一安心




*ディベートしてて良かった!!

なかったら詰んでたな


———

*どんな人間になりたいのか、改めて考えた時に思いついた事を書いた文

*部活のこと。小論文の役に大いに立った



1人で荷物抱えて、前日からホテルに。親と来てるライバルらしい子を何人か見つけた。

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