第11話 やっぱり泣いた
つくづく読みが当たるというかなんというか
辛くなってきた、先生に話したとき泣きそうになった。嬉し泣きしたかったのに
国語の先生には言えてない、いなかった。明日言うか
この後*⭐︎ちゃんと会う、泣かずに会えるだろうか
無理な気がする、今すでに涙目。一度泣いた方が良いんだろうけど、時と場所がまずい
塾の報告も行かなきゃ、電話じゃダメかな。そこは一旦買い物してからにしよう。クッキー買おう。それと生理用品。お腹が痛い
腹が痛い。薬飲んだのに
メンタル的なのもあって余計痛いんだろうか、多分あるかな
でも、この痛みにつられてメンタルやられて涙出てる気がする
両方か
やっぱり泣けてきた
不安と失望の涙か
塾には電話しよう、今は会えるメンタルじゃない
帰ったら一度泣こう
それでスッキリするだろうから
生理用品買いに行ったら*□ちゃんがレジだった。恥ずかしさと懐かしさで涙も引っ込んだわ
今のうちに、冷静になっているうちに書こう
なんだっけ、今の気持ち? 現状?
えーっと
また泣けてきた
ショック、と不安。どちらだろう。両方か
ショックの種類は、親の期待に応えられなかった事。あんなにお金出しでもらったのに。母さんがきっと晩御飯とかおやつの時間に、泣きそうな感じで、後期頑張らなきゃ。と言ってくるであろう事。
不安
はるかに高い倍率。高いボーダー。
私が本当に小論文でとれるだろうか、自信がない
ああ不安だ
そろそろこたえてきた。辛い
ここまで私を打ち砕きますか、それが私に相応しい道なんですか。この不安と失敗を活かせと言う事ですか
私が行くべきはB大だと言うのですか、信じますよ、その道を信じますよ
だけども神様、もしB大も無理だったら私はどうしたら良いんですか
浪人するんですか、浪人してまで行きたいところなんか無いのに、見つからないのに
神様、私の願いを聞いてくださらなかった神様よ
ならばせめてB大には行かせてくださいよ。そしたら、あなたが私にA大の奇跡をくださらなかったことも、思し召しだと思えますから。
————
*⭐︎ちゃん-中学からずっと仲の良い子。B大に受かってる。私が1番弱音を吐いた相手
*□ちゃん-高校が別れた小さい時から仲の良い子。薬局のレジで久々の再会を果たした
案の定というか、ショックすぎて泣けてなかっただけで、後から泣いた。
不安とかもあって生理になってたのでお腹も痛いしでメンタルボロボロ。
後期にかけるしかないぞ! と鼓舞するけど、母さんを残すことになるし、塾代を払った父さんへの申し訳なさもあって複雑だった。
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