古月
――かごめ、かごめ。
可愛い小鳥は籠の中。
いついつ出やる、いつ出やる。
出られやしない、いつまでも。
――かごめ、かごめ。
夜明けの晩だけそこに在る。
鶴亀滑って、鍋底抜けて。
夜明けの晩しか、居られない。
――かごめ、かごめ。
籠で囲った可愛い小鳥。
山越え、山越え、山越えて。
やいとを据えて、やれ熱や。
――かごめ、かごめ。
小鳥は鳴きやる、いついつまでも。
後ろの少年、夜明けの番人。
滑って、転んで。
影、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます