第3話 われ、生きる先に難あり

見えない暗闇に、恐る恐る一歩を踏む

暗闇は、罵詈雑言にみちみちている

先へ行きたくない

そうなるのは必定

では、なぜ生きるのか

明日への希望を渇望するのか


生かされている、多くの人に。

自分で生きていると、うぬぼれる世の中

メシの元は、誰かが作った米であり、肉も魚も野菜もしかり


生きろよ、と願っているんだ

見えないところで縁あるヒトからそう思われている

仕方ねえな、生きてやるよ、生きるキッカケはなんでもいい

のんべんだらりの人生は、ない


この世の中を見れば、わかるだろう

生活スタイルが変わった

患者数が波のように増えたり減ったりして、まわりが騒ぐ騒ぐ

マスクが足りないから高値に吊り上がり、混乱

ワクチンが接種できないと、思い違いして騒ぐ


のんべんだらりの人生は、ない

われ、生きる先に難あり

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