第4話 黄砂

壮大なる砂の飛来

なにもわざわざ大陸の砂が日本に来ることもなかろうに

果てしない距離の中で、ウジ虫のごとく生きる我

見ず知らずのヒトに、我の創造作品を読んでもらう妙

世界は、とんでもなく広いと勝手に想像している


はじめは、多少の石であっただろう砂

削られたものが砂となり、飛べるまで削られる

そこに砂漠ができる条件がある

風に吹かれて遠くへ飛んでいく

自然の成り立ちに意味があると勘違いする

そこに砂漠ができただけのこと

ものに意思などない


男として生まれた

男として生きる使命があるようだ

そんなもの、たいした意味がない

それは、ただのこじつけ

生物学上の役割

オスとして生きる、という考え方

情報過多の世の中で

多様な生き方を見せつけられている

それに感化して、生き方を探していく我

それも実は、意味がない

人生、成り行き次第だから。

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