第3話 ユニークスキル

 「ステータスオープン」


声と同時に、ゲームの画面のようなものが浮かび上がった。これは本人にしか見えないようになっているみたいだ。


――――――――――――――――――――――


 名前:レイ

 年齢:15歳

 性別:男

 種族:人族

 レベル:1

 魔力:50

 体力:500/500

 スキルポイント:0

 スキル:魔法適正Lv1(最大値)、剣術Lv1、魔力制御Lv1

 ユニークスキル:入れ替わりLv1


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 俺のスキルはざっとこんな感じだった。


 「レイのステータスどーだったの?早く教えて。」

 「私も気になる。早く教えてよ。」

 「もしかしてダメだったの?」


 上から順にレイン、セレナ、フィーネが聞いてくる。

 俺はこの時それどころではなかった。

 そりゃそうだ。ほとんど持っている人がいないというユニークスキルを手に入れてしまったからだ。


 「俺、ユニークスキル手に入れたみたいだ。」

そう告げると3人はまるで石化の魔法でも掛けられたかのように、固まってしまった。そして、しばらく間を開けてから3人揃って、


 「「「えー」」」  と叫んだ。


 俺も一緒に叫びたい気分だ。レインは何か思うところがあるようで、何かブツブツ言っている。


 その後、ほかのステータスについても話すと、レインは落ち込んでしまっていた。彼はステータス的に、タンクが向いており、目立つことが出来ないからだ。俺的には守ってくれる相手がいるのは心強いんだがな。


 セレナはそんなレインを慰めていた。あの2人お似合いなんだけどなー。


 そしてフィーネはと言うと、俺のところに来て目をキラキラ輝かせながら、


 「2人が攻撃と守りをしてくれるから、私とセレナが強化魔法か回復魔法が使えたら完璧だね。そしたらみんなで旅に出れる!」


 とはしゃいでいた。俺もぜひそうしたいと思っている。


その夜、みんなが帰った後改めてユニークスキルについて見てみることにした。

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