第6話 東大陸の話をしよう

 東大陸ジペングニアは、正確には大陸ではない。

 大小無数の島々が寄り集まった総称として、その呼び名ジペングニアになったと言われている。

 信仰される神の数が非常に多い多神論国家であり、創作者デュー唯一神アインと捉える北大陸ベルリゾンからは否定的に観られている。(東大陸ジペングニアの言い分としては、創作者デューは神を含めた万物の源泉であるとし、必ずしも北大陸ベルリゾンの信仰とは矛盾しないと主張している)

 国民は、蟲亜族インセスや小型の獣亜族ママルス妖霊族もののけが多い。

 資源は乏しく、同盟国からの輸入に依存しているが、観光資源に恵まれ、特に春・秋季は閉塞的な北・西大陸からも観光客が訪れる程。

 長らく友好的な形での他大陸との交流があったおかげか、宗教・種族に対する偏見や差別意識は薄い反面、それらの問題に対する危機感の不足が指摘されている。

 東大陸ジペングニアの中心とされている島には、白渓はっけいと呼ばれる霊峰がそびえ、死したヒトのは、一度ここに集うと言われている。

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