白の戦士へ捧げる祈り



「私達はここで待っている事しかできないけれど」


「おかえりを言うために祈る。だからあなた達はただいまを言うために生き抜いて」


 強がっていたのは いつでも同じ


 毎日 祈りを捧げていた

 私は もう大切な人と共には戦えない


 傍にいたかった その背中を支えていたかった


 待っている事しかできないのが 歯がゆくて 悔しくて


(もしも あなたの横に立つ機会があるならば)


(この命を力にかえてでも 傍にいよう そう思っていたのに)


 この思いが力になるなら


 どうか あの人を守ってほしい



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詩集 白の柱 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

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