第4話 幼女襲来
「デートはいつ?」
などとおちょくる
昨日のことが頭を離れず、俺は日が暮れる前に家に着きたかった。丘沿いの道を外れると遠回りだが、止むを得ない。二倍の時間をかけて家にたどり着いた。
「ふう……」
家のベッドで横になると、
「うおおっ!?」
俺はとっさに杭を
「でえい!」
俺は幼女を振り下ろすと立ち上がった。
床に転がるもなおも
「
「取り立てられる年貢なんて身に覚えはねえよ」
ふん、と鼻を鳴らす幼女。
「身に覚えがなくても取り立てるのじゃ。観念するがよい」
幼女の手には杖、だろうか。握りの部分に複雑な
「くらうのじゃ!」
ポカリ。
当たった。俺の頭に握り部分が当たる。握り部分は金属だ。痛いに決まっている。
「何をするこのガキャ……」
「あ、あれ……」
なぜか
「くらえ! くらうのじゃ! えいっ! えいっ!」
ぽかりぽかりと幼女の打撃を立て続けに食らう。幼女はメチャメチャに振り下ろしてくる。
「な、なぜ効かぬ……」
「効いてるわ。痛えぞこのガキ」
俺は幼女の
「杖が……杖が効かぬのじゃ……こいつは何者なんじゃ……」
「それはこっちのセリフだ」
「お前が誰かわからんが、俺の命を狙うからには、狙われる覚悟はあるんだろうな?」
押さえつけた頭の上で低い声で囁く。脅すような声に怒りを混ぜる。ちょっとしたお仕置きだ。幼女が手足をバタバタさせる。
「よーし、時間切れだ。お前がどこの誰であろうが、この世からいなくなってしまえばどうでもいい話だ。覚悟はいいな」
「ひあああああ~~~~……」
耳元で脅し文句を並べると、幼女が情けない声を上げた。急に幼女の身体から力が抜けたかと思うと、何かが膝を
こ、このガキ、
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