二章 横島の陰謀

カイン「横島の反応は中央の広場にあるわ、警察たちも追ってるみたい」

07「それはまずいな急ごう」

僕たちは、急ぎ中央の広場に向かう

数分後・・・・・中央の広場には横島の姿があった

07「見つけたぞ、横島!!」

横島の周りには警察たちが転がり倒れているがそんなことはどうでもいい

07「キーを渡してもらおうか」

横島「キー?まさかお前たちこのゴミ捨て場から出るつもりか」

07「ゴミ捨て場?どういうことだ!」

横島はニタニタしながらカインを指さす

横島「そこにいる03は数年前私に捨てられた失敗作だ」

カイン「失敗作で悪かったわね!御託は結構キーを渡して頂戴!」

横島「失敗作、私が誰だかわかっているのか」

横島が言葉を発した次の瞬間

異形の怪物がカインたちに襲い掛かる!

横島はそれをわかっていたかのように笑みを浮かべながら逃げ出した

横島「私にはまだやるべきことがあるのでね」

07「おい、まて横島!!」

カイン「今はこいつをなんとかしないと!」

異形の怪物は乱暴に暴れまわる・・・

しょうがないカインの言う通り今は怪物を

しかし武器持たない僕たちでは防戦一方だ

07「カイン、このままじゃラチが開かない!」

カイン「わかってるわよ・・でも素手じゃ倒せないわ」

カインと戦う異形の怪物は僕に標的を変え襲い掛かる!!

07「うわっ!!」

こんな奴に殺されて死ぬのか・・・まだ感情を見つけていないのに

バンッ・・・・突然後方から発砲音が響く

異形の怪物は銃に撃たれ消滅した

02「俺も横島を探していたんだが・・・後輩たちに会うとはな」

黒い服を着た白髪の男が僕に手を差し伸べる

07「あなたは?」

02「俺の名は生体番号02、」

07「じゃああなたも培養人間」

02「そういうことだな」

カイン「02ってまさか・・横島を殺そうとした暗殺者!?」

02「カインお前の言いたいことはわかる」

カイン「どうしてわたしの名前を?」

02「こんなところで立ち話しててもしかたない、俺のアジトにこい」

僕たちは02の提案で02のアジトに向かう。



02のアジトもまたカインの隠れ家のように殺風景なビルだ

02「帰ってきたぞー六花!!」

02は愛娘を呼びかける様な声を出して立花という子に帰還の報告をした

立花「お帰りつーちゃん!!あれ、誰?この人たち?」

02「俺の後輩たちだ」

立花「つーちゃんの後輩?ああ、なるほどつーちゃんより後に作られた人たちってことね」

立花のことを見て何か疑問そうな顔のカインが口を開く

カイン「ねぇ02この子は誰なの?」

カインの質問を聞いた02は笑いながら答えた

02「立花は普通の人間だ俺たち培養人間とは違う」

カイン「そんな、ただの人間がこの都市にどう入りこんだの?」

02「そのことは、立花から話してくれ」

立花「はいはいー」

そういうと立花は僕たちをビルの中へ案内し話を始めた。

立花「私はね、横島の実験台になる予定だったの」

カイン「それじゃあ今いるってことは、」

立花「そう、私は命かながら逃げてきた、でも外は怪物まみれだった」

02「その怪物に襲われいる立花を俺が助けて今に到る。」

カイン「そんなことがあったのね」

02「さて、ここからが本題だ。今の横島じゃこの都市から出られない」

カイン「まさか!!」

02「そう、そのまさかだ。横島はもう管理者権限が剥奪されている」

カイン「やっぱりね」

02「そして新しい管理者はそこにいるお前だ!」

02はココアのことを指さす

ココア「えっ!私ですか?」

02「そうだ、横島は警察に権限を剥奪されその後権限がお前に入れ替わったんだ」

カイン「どうしてココアちゃんに?」

02「これは推測だが横島の次に権限を多く持っていたからだと思う」

カイン「じゃあ横島からキーを奪えばココアちゃんがゲートを開けられるわね」

02「そうだ、そうすれば俺たちはようやくこの場所から出られるんだ。だからなんとしてでも横島を探し出す」

カイン「そうね、絶対に見つけましょう」

07「そうだな、それで今から探しにいくのか?」

02「ちょっと待ってほしい、渡したい物があるんだ」

そういうと02は服と銃を持ってきて僕とココアに名前を聞いてきた

02「名前は知っておいたほうがいいだろ」

僕とココアは02に名を名乗り、渡された服と銃を持った。

07「この服は?」

02「俺のおさがりだけど耐久力が優れている服だ。また怪物と戦う時に役立つだろ」

07「ああ、貰っておくよ」

立花「おねーちゃん着替えるなら私の部屋使って!」

ココア「ありがとう立花ちゃん」


二章 横島の陰謀 完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る