一章 ゲート
荒廃した風景がただただ続く・・・
もっと人がいて賑やかなところを想像していたいたんだがここが外の世界なのか?
予想とはるかに違う世界を見て疑問が次々に浮かびあがる。
とりあえずこんなところじゃ感情を探せないな・・・他をあたるか
道路沿いに沿って歩きこの都市から出ることにする。
ただあいつの奴隷がまだついてくる・・・・
07「どうしてついて来るんだ、研究施設からは、出れただろ。」
少女「すいません。でも見慣れないところが怖くて・・・・」
怖い・・それだけでついてくるのか、面倒な奴だな
07「僕は、一人で旅をした・・・」
カイン「そう意地張らないで可愛い女の子と旅ぐらいしてもいいじゃない」
僕が話終わる前におねえ口調の誰かにさえぎられた。なんだこいつ
カイン「わたしは、カインよ、横島に作られた培養人間の一人」
07「お前もあいつに作られたのか?でもあいつは名前なんてつけ無いけど」
カイン「自分でつけたのよ。あなたもつけてあげようか?」
07「いらない」
カイン「もー冷めてるわね」
少女「私、欲しいです!!」
カイン「あら、かわい子ちゃん、あなた欲しいの名前?」
あいつの奴隷がカインに名前が欲しいとか言ってる。
なんか考え始めてるし・・・付き合ってらんないな
僕は、先にいかしてもらおうか
07「勝手にやってろ」
不満ぎみの小言を吐きこの場を後にする。
道路沿いを歩いてしばらくすると謎の壁が辺り一面に広がっていた。
07「なんだこの壁・・・・・」
これじゃあここから出られないじゃないか・・・どうする?
壁の前でただ考えているとカインがやってきた。
カイン「もー勝手に行っちゃんだから」
07「この壁は、なんだ」
カイン「ゲートよ。横島が持つキーが無いと開かないわ」
07「そんな、じゃあ僕は、この場所からは、出られないのか?」
カイン「そうゆうことね」
07「そんな・・・・」
カイン「諦めるのはまだ早いわ。とりあえず私の隠れ家に来てちょうだい」
行くあての無くなった僕は、連れられるままカインの隠れ家に行くことした
カイン「ここよ」
この殺風景なビルがカインの隠れ家だという。
カインは中に入ると神妙な顔で話を始めた。
カイン「さっそく本題に入るわ、横島はまだ捕まっていない」
07「嘘だろ、あいつは、確かに警察に問い詰められていた」
カイン「それが逃げたのよ、用心な男だから何か策があったかもしれない」
07「じゃあ、あいつは今この都市のどこかにいるってことか」
カイン「勘がいいわね、それで私たちで横島を探そうってこと」
07「悪くないな、お前は、どうする?」
ソファに座るあいつの奴隷に問いかける。
カイン「ちょっとお前なんて言い方酷いじゃない、ほら自己紹介!」
ココア「はい、私の名前はココアです、よ・・・よろしくお願いします」
照れているのかココアは、顔を少し赤らめている。
カイン「可愛い名前でしょ!やっぱりあなたも名前あったほうがいいわね」
07「僕には、生体番号07があるそれで呼べばいい」
カイン「07・・・・セブンよ、あなたの名前セブン!!」
07「はあ、なんだよ、別にいらないって言っただろ」
カイン「そんなに意地張らなくてもいいじゃない」
07「しょうがないな、好きに呼べ」
カイン「よろしくねセブン君」
僕は、勝手に名前を付けられたがそんなに嫌な気分は、しないな
まあとりあえずあいつを横島を探してキーを奪うか
07「よし、横島を探しにいくぞ」
カイン「ちょっと待って!!」
07「どうした?」
カイン「警察たちが横島を探してる」
07「なんでわかるんだ?」
カイン「わたしには、生体感知機能がついてるのそれで」
07「便利だなその機能」
カイン「そんなことより、横島が警察に捕まったら私たちは、この都市に閉じ込められるわ、急ぎましょ」
07「そうだな」
警察が横島を捕まえる前に僕たちが横島からキーを奪うんだ
一章 ゲート 完
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