第127話
「面白い!面白いのじゃ!」
見えない敵に攻撃してから約20分、どちらも全然元気だった。
「これなんかどうじゃ?」
そう言うと、天井ギリギリまで大きくした光魔法を発動していた。
「くらうのじゃ」
そう言うと特大のレーザー一気に敵に向かって放たれた。
ゴウゥゥウン…
しかし土煙から現れたのは無傷の敵だった。
「そなたは面白い…どうじゃ?妾の僕にならんか?」
しかし反応は無い。バルはここで気づいた。
「色はついたのじゃな」
さっきの魔法で土煙が発生して黒茶色の土が敵についた。どうやら敵の姿は大きな騎士のように見えた。
「竜になるとここが壊れるのじゃ…」
次の攻撃はどうしようかと考えていると騎士が攻撃してきた。しかしヒョイヒョイとバルギエルは避けていく。
「あっまさか…ゴーレムのような感じなのかの?」
ゴーレムは中にある核を破壊しない限り無限に再生する。なのでめんどくさい敵でもある。
「仮にそうなのなら…特大の魔法を放っても、思いっきり殴ったとしても効果が無いあの素材を考えると…全くめんどくさい敵じゃな…じゃが、攻略法は見つけたのじゃ」
バルは後ろにまわってあるものを押した。
カチッ
ウゥゥン…
「背中にあるスイッチを押せば楽勝じゃな」
バルはこの兵器を残すのは惜しいので色々と魔法式を書き換えて人には攻撃しない仕様にして亜空間に入れた。
「何かあった時、便利なのじゃ。さて…出口は…あそこか…」
バルは出口を出た。すると既にサナ、透、ギライルがいた。
「既にいたのかって…透、それはなんじゃ?」
「ん?サナにもギライルにも聞かれたけど俺もよくわからない。よかったら鑑定してくれないか?」
「分かったのじゃ。過去の記憶を総動員してなんとかするのじゃ。でもどこかで…」
バルはその変化した左手の鑑定をし始めた。
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次はギライルです。透の左手の正体はギライル視点が終わったら書きます。
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天才スナイパーの異世界射撃術〜ナギの暗殺日記〜
https://kakuyomu.jp/works/16816452221242949033
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