第109話

翌日、王城に召集された。

何か話でもあるのだろうか…

集まったのは俺とバル、そしてギライルだ。

サナは昨日食べすぎたせいかお腹を痛めたらしく来れてない。


「レイズよ。何か話があるのじゃな?」


バルがレイズに向かって聞いた。


「えぇ…実は…帝国の中では我々の土地を奪った…いえ、奪い返したと嘘の情報を流しているのです」


まじかよ…まるで戦時中じゃないか…嘘の情報を流しておいて国民を安心させる。1番やばい。


「おそらく、国民は何故裕福にならないのか1週間、2週間後ぐらいに気づくはずです」


「つまり、そこを叩くと?」


「そうゆう事です」


なるほど…じゃあレジスタンス的な組織が出来ているはず…


「レジスタンスは出来てるのか?」


「はい。グリュード、ダリスなどの周辺国と繋がってます」


これはいつ反乱が起こってもおかしくは無い。


「分かった。それならいつ帝国に反乱を起こすのか事前に伝えて欲しい」


「分かりました。ルーラさんに伝えておきます」


「ありがとう」


その後、帝国が無くなった時の領土の配分はどうするのかとか、色々話した。


「今日はありがとうございました」


「あぁ…にしても帝国が潰れるまで数える程度だとはな…」


「そうですね。昔は一際目立ってたのですが…」


「国というのは、一歩踏み間違えた瞬間後戻り出来ない事だってある。帝国はそれを2度踏み外した。もう無理な所まで来てしまった」


「そうですね。ではまた明日…」


「また来るのじゃ」


「さようなら」


「また明日な」


俺たちは宿に戻った。サナ大丈夫かな…

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読んでくれてありがとうございます。応援よろしくお願いします。この章が終わればのんびり回にしていきたいと思ってます。


ナギが大人になった時の話をこちらに書きました!不定期更新ですがこちらもどうぞ〜

↓↓↓↓↓↓↓

天才スナイパーの異世界射撃術〜ナギの暗殺日記〜


https://kakuyomu.jp/works/16816452221242949033





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