第55話

翌日、またナギを鍛える事にした。


「あっそうだ、ギルドカードって持ってる?」


ナギに話しかけた。


「あっ、はい。持ってます…」


出してきたのは少し汚れたカードだった。

スキルが書いてある所を見て俺は驚いた。


「なぁサナ、こいつ暗殺者になれるかも」


サナにカードを見せた。


「確かに…これ暗殺者に絶対なれます」


ナギのスキルを言っていこうと思う。


・影潜み

・偽装

・爆弾作成

・劇物作成

・忍び足


この5つだ。一つずつ説明していこうと思う。


まず影潜みは建物の影などに潜むことが出来る。もちろん人の影にもだ。

何故俺が知っているかというと、サナがこのスキルがあればなんでも出来ると言っていたからだ。

まぁ…あったら強いよねっていうわけだ。


そして偽装。

これは顔を変えたり、服、髪なども変えることができる。ただ他人が触ると偽装した部分が薄く透ける。メリットもデメリットもある。


次に爆弾作成。

これは読んで字の如く、爆弾を作る。

小さい物から大きい物まで作れる。ただ大きくなればなるほど魔力をより使って作るので注意。


次に劇物作製。

これも読んで字の如く、毒などの食べたり飲んだりすると死ぬ物を作ることが出来る。

これも魔力を使うので注意。


最後に忍び足。

これは足音がしないで歩くことができる。

とても便利だと思う。


とこの5つがナギのスキルだ。

明らかに暗殺者になるためのスキルだ。

俺はナギにギルドカードを返した。


「分かった。ナギ、お前の武器はナイフだ」


「ナイフ…ですか?」


「あぁ…そうだ。扱いやすいから一番お前に合っている。しかも毒とかをここに塗れば…分かるよな?」


俺はナイフの刃のところを指して説明した。


「分かりました」


こくりと頷いた。


「じゃあスライムをまた狩るぞ」


「はい…」


「ん?どうした?元気がないぞ?」


「また昨日のような感じになるんじゃないかな…と思ってます」


ナギは不安だった。

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読んでくれてありがとうございます。応援よろしくお願いします。

ナギの話は別の作品で書くので楽しみにしていてください。

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