第44話

「透さん!見えてきました!」


「んん…あぁ…そうだな」


どうやら寝ていたようだ。

落ちたらやばかったな…


「じゃあバル、近くの森に降りよう」


「分かったのじゃ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

森に降りて、バルギエルが人化した。


「じゃあ行くぞ」


「分かったのじゃ」


「楽しみです」


しばらく歩いていると王都の門に着いた。


「大きいですね…」


「そうだな」


門は15mほどの大きさだった。


「止まれ…ギルドカードを」


門にいる兵士が言ってきた。


「はい、これ」


俺、サナ、バルギエルのギルドカードを出した。


「Aランク…失礼しました。お通りください」


「ありがとうね」


やっぱAランクとかだと尊敬されるのかな…

そういえばギルドってどこかな…聞いてみよう。


「あっそうだ、ギルドってどこ?」


門番に尋ねた。


「ギルドでしたら、このまま真っ直ぐ行くと右側に見えてくるはずです」


「教えてくれてありがとう」


そうして俺たちはギルドに向かった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しばらく歩くと大きな建物が見えてきた。

おそらくそこがギルドなのだろう。


「やっぱり大きいですね」


「やっぱ中央ってだけあるな」


ラースの町やリークの町のギルドも大きかったがそれ以上に大きい。


「中に入るか」


「そうですね」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

中に入ると、割と静かだった。

ギルドの職員であろう人に声をかけた。


「あの、受付嬢はどこですか?」


「あそこの、カウンターにいます」


指を指したのが奥の方にあった。


「教えてくれてありがとう」


「では、私は」


そう言ってどこかへ行ってしまった。


「あそこだな」


「行きましょう!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「冒険者ギルドに何か御用でしょうか?」


受付嬢が話してきた。


「ここでの活動の手続きをしにきた」


「分かりました。ではギルドカードを」


俺、サナ、バルギエルのカードを渡した。


「では、少しお待ち下さい」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺とサナとバルギエルで雑談をしながら少し待つと受付嬢が戻ってきた。


「完了です。これからよろしくお願いします」


「ありがとう。あっそうだ。おすすめの宿ってある?」


「でしたらこの建物の右隣にギルドが運営している宿があるのでおすすめです」


「教えてくれてありがとう」


「いえいえ、では行ってらっしゃい」


そうして俺たちはギルドを後にした。


_________________________________________

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