第31話

早速、洗脳が行われている場所に向かうことにした。


「ここなのじゃ」


着いた所はボロボロになった教会だった。辛うじてそれっぽい雰囲気は残っている。


「扉取れてますね…」


サナが言った。どうやらサナはこうゆう所が苦手らしい。

この建物はそれなりに時間が経っているのか壁は所々崩れており、窓は割れて無くなっている。

今にも崩れそうだ。


「取り敢えず入ってみるぞ」


「分かりました…」


「分かったのじゃ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

中に入ると割と綺麗だった。


「こうゆう廃虚いいよなぁ〜」


なんて言えばいいのか分からないけど、なんか良い。


「おそらく…このしたじゃな」


バルギエルが下に指をさした。


「ということは、どこかに地下室に続く所があるという事ですね?」


「そうゆう事なのじゃ」


「よし、なら手分けして探そう」


「分かったのじゃ」


「了解です」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あった、ありましたよ!」


しばらく探してみてサナが見つけたようだ。


「ここが…地下室に繋がってるのか?」


「ここしかないと思います」


「ここじゃな」


よし、なら入ってみるか…怖いけど。


「入るぞ」


「了解です」


「行くのじゃ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


カツン…コツン…


靴の音が鳴っている。割と響く所だった。


「怖いです…うぅ…」


「3人いれば怖くないから」


「その通りなのじゃ」


そう雑談しながら地下室に向かっていった。


_________________________________________

次で洗脳の正体が分かります。


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