第22話

「領主が死んだ⁉︎」


「そうなんですか?」


「領主は頭に穴が空いたんだと」


「なにそれ怖い…」


「でも、死んで良かったんじゃ?」


「「「確かに」」」


これは町の人たちが言っていたこと。

概ね事実なのだが、今や町全体がこの話題だ。

どうしてここまで大きくなったか話そうと思う。


まずサナが領主を撃った。

距離は約500m。初めてにしては少しキツかった。だがしっかり仕留めてくれた。

そして俺らは撤収。

しばらくしてメイドが、死んでいる領主を見つけて、その館で働いてる全員に話した。

それがねずみ算のように増えていった。

結果、さっきのようになった。


だが、1番忙しいのはギルドだった。

今は臨時でギルマスがやっているらしく、

なんとかなっている。

だが後継者がいなかったのでそこが1番厄介な所だった。

まぁなんとかすると思う。多分…


そして領主の館をギルドが調査したところ、

地下に部屋があってそこに小さな子供達が

いた。

どうやら奴隷だった。

しかしその傷の多さから日頃から痛められていたらしい。

奴隷にも一応規則?はあって、

そういった痛めつけるのはダメらしい。

そして、税金を自分で使っていたことが分かった。


まぁこれがその後の町の様子だ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「サナ、これからどうする?」


「どうする…とは?」


サナは一応復讐?をやり遂げた。まぁ引き金引くだけだし。サナの奴隷の印は消えていた。どうやらあの領主が死んだことにより

消えたらしい。


「サナのこれからだ。例えば…ここにいるとか?」


サナは横に振った。


「私は、透さんといたいです」


まじかよ…


「それは何故?」


「何故って…私は透さんに助けられてばかりです。だから恩返し…がしたいです」


「そうか、分かった。じゃあお腹空いたしどこか食べに行くか?」


「はい!」


_________________________________________

これで1章は終わりです。

サナ視点の話など書いていきます。

あと人物紹介も。


応援よろしくお願いします!


5/2改稿しました。






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