第11話
しばらくして、かなりサナの命中精度が上がってきた。
撃っていた木はボロボロだった。
「よし…じゃあ次は…」
そろそろ動いている物に当てたい。
だがそういった物は無かった。
「うーんどうすればなぁ…」
ワイバーンが出るので丁度良いと思ったけど、なかなか出てこないし…うーん。
「どうかしました?」
「今はまだ止まっている的に撃ってるだろ?」
「はい、そうですね。かなり当たってきましたけど」
「そこでだ。次は動いている的に当ててほしい」
サナはなんとなく分かったようだ。
「だから、ワイバーンが出るところを選んだのですね!」
「そうゆうこと。でも出てこないんだな、これが」
「そうですか…」
他に教えれる事…なんかないか?
あっそうだ。
「ワイバーンが出る前に言うけどこれがギリースーツって言って敵にバレにくい装備だ」
ギリースーツっていうのは、狙撃手御用達の装備。
あくまでバレない程度の物だ。
「これをどうするんですか?」
「これをこうして…」
ギリースーツを着た。
「草が生えているところなどにいるとバレにくいんだ」
「言われてみれば…凄いですね!」
サナの目がキラキラしている。
「さて、だいたい狙撃の基本を教えた。あとはやるだけだ」
「そうですね」
「もし仕留めきれなかったら俺がやるから心配するなよ」
「頑張ります…」
グルルルルァァァァァ
「おっ、丁度きたようだ。頑張れよ!」
「はい!」
_________________________________________
やっといけた…
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