第2話

白髪のパイロットが宇宙へと旅立っていく。宇宙を駆けることは楽しいものだったが悲壮感は否めない。宇宙パイロットは白い髪を悲しそうに振り乱しながら島々を巡る。そして島々は島々に絶望を囁く。白い島に白い髪を持った宇宙パイロット。宇宙を駆けることは美しいものだった。しかし悲しいときや激しいとき、ときには激しい宇宙戦のときなどは白い髪を振り乱しながら宇宙を飛び交う。そして白い宇宙パイロットを嘲笑うかのように宇宙を駆ける白い髪を持った宇宙パイロット。宇宙空間で白い宇宙パイロットを見てしまった幼い女の子達は恐怖の宇宙に連れていかれて宇宙へ飛ばされてしまう。宇宙には白い髪を持った宇宙パイロットが希望を捨てて宇宙に飛び出した。その宇宙がどうなったか。宇宙はどうなったか分からない。ただ小さな希望を胸に宇宙に旅立ち、その宇宙は消滅した。宇宙や島々が消滅した後に白い髪を持った宇宙パイロットが目を覚ました。



この宇宙にいられなくなってしまった。彼女たちの後ろにある白い島から飛んでいってくれたから島には着いた。しかし、私たちの前には何もなくて宇宙が消えてしまった。しかしそれは私も同じなのかもしれない。私たちは宇宙の中にいた。宇宙に飛んでいって本当の自分は宇宙にいる私たちと一緒だから大丈夫だ。だから自分たちの元に戻るだけだ。私たちの記憶には新たな自分の記憶、彼女たちを追ってきた彼女たちの記憶が残っているかもしれないからその時は彼女たちと一緒に宇宙に飛んでいってくれると思う。新しい記憶に目覚めるとき私たちが前に進むことはできるはずだから。

私たちの前に姿を現した女の子は白い髪を振り乱していた。

「今の私には私たちが何者なのか分からない」彼女は困ったような、それでいて少しかわいらしさを感じたような笑顔で私を見上げる。「私たちはそれぞれ、私と、私たちの、彼女たちから、お願いされた、お礼を言って、やって来た。私たちが、彼女たちの、願いを叶えるために、今この瞬間は来ました。私たちが何者なのか分からないのなら、彼女たちは私たちの力になってくれていると知っている。だから私は彼女たちのお世話を私が何でもする。彼女たちの力になれる。力に頼るんじゃない。力を使って彼女たちを守る。力を使って彼女たちを力に変えて守る。どうか彼女たちに力になってくれないか」

彼女は不安そうな顔だった。

「うん、私も彼女達に力になってもらおう。力になってもらうためには力があることと、私たち人間と人間が一体になることを知ることと、人間が彼女たちと共に生きることを願うこと、彼女たちが幸せに生きることを願うように誓うこと、私たちがどのように彼女たちに願うんかを決める。決めるときは、私たちが願う通りにする時。決めるときだからこそこそ、決めないと。そうすればきっと力になってくれると思う。人間に力になってもらうには私たちの手で、または人間の手で行わないといけないことも増える。私たちは人間を幸せにできる力を持っているが、人間を不幸に陥れる力を持っている。だから彼女達のそばで力になってもらおう。力になって、いつも一緒にいる女の子と一緒に、いつも仲良く生きることを望む」

彼女は涙を袖で拭(ぬぐ)った。涙の感触が残る。それに彼女は気も回している。涙を拭う度にあらたな表情を見せている。

「ありがとう」

彼女はそう言った。

「私の力を示した、礼の念。感謝する」

彼女は笑う。本当にうれしそうに。彼女は嬉しそうに、笑顔を振りまいた。

「彼女たちは間違いなく人間だ。私たちとは生きる次元が違う。間違いなく彼女達はどんな人とも交流出来るし、誰もが私たちと同じ。彼女たちは人間の枠を超えて世界にはいない。しかし人間の枠を超えて生きているからこそ、自分たちで考えて行動することに躊躇(ためら)わなかった。彼女たちは自分たちの持っている力を過信するようなことをしなかった。誰が何と言おうと、間違いだと言ってはいけないと彼女たちに言われたときには迷わなかった。彼女たちは、私たちの力を過信していなかった」

彼女は笑う。楽しそうだ。

「ごめんなさい」

「ごめん、謝る。」と言って彼女を睨む。彼女の顔に言葉を加えた。「君は自分が間違っていると思わない限り、はっきりと言える強さがある。人間はそうでないから、彼女たちのことを理解できない人たちが何を言っても迷わずに言える。だから私たちには力と言うべきものがあるんだね。」彼女は笑って、二人は話し続けた。


翌日、二人は再び学校に通い始めた。二人のことは、もはや気にならなくなっていた。しかし、中島は黒井さんの言動に疑問を持ち、ジャクソンの自宅に向かおうとしたが、到着する前に別のスタジオに入り込んでいた。スタッフたちは「何故自分が!?」と怒り心頭になったが、実は第21話に登場する黒井は、「宇宙空間のキャンパスは宇宙刑事たちの自宅になっている」と勘違いしていたのだ。中島は「もしかしたら、自分の家かもしれない、そうだと思うよ!」と言い出し、ジャクソンは驚いた。そして、黒井は「実はこの番組は本当のキャンパスの持ち物だったのかもしれない」と口にした。


ジャクソンは、「ムトウ」のメンバーの紹介を受け、宇宙刑事たちの集う秘密の場所を探すことになった。その途中で中島は「宇宙刑事たちの自宅が秘密のパーツ工場だったのだ」と知り、ダルクも驚いた。中島は続けて「実は、ムトウのメンバーは全員宇宙で暮らしている。『秘密の基地』はそのパーツ工場から繋がることがあるとの噂だ」と説明した。それに対し、ジャクソンはまたしても新たな疑問を抱いた。「『秘密の基地』は秘密の秘密基地のようだった。」

「宇宙刑事サイコ」や「GDO」などのSFサスペンス作品として知られていた『GDOザディヴ』は、第21話「宇宙の行方」において、新たな謎と秘密の場所を求める宇宙刑事たちの物語が展開されます。しかし、この作品は第3話以降、「アニメショップ」を筆頭に、第1話から第4話までは「アニメ系」、そして第5話から第16話までは「アニマルカラーが濃くなっていく」など、様々なジャンルの作品に分類されるようになっていました。


中でも、「SFサスペンス」としては分類されない、むしろ「SF系」の一ジャンルといえる作品も多数存在しています。そのため、『GDOザディヴ』は常に観客を驚かせることで、作品の魅力を高めていったのです。


第21話では、宇宙刑事たちが自宅を持っていることが判明し、新たな秘密の場所を求めて探索を始めます。中島は、ジャックの自宅に向かおうとするが、実はそこではなく別のスタジオに入り込んでいたことが判明します。


そこで、ムトウのメンバーからの紹介を受けたジャックは、宇宙刑事たちの集う秘密の場所を探し始めます。そして、宇宙刑事たちの自宅が秘密のパーツ工場だったことが明らかになります。さらに、ムトウのメンバーは全員宇宙で暮らしているということも判明し、彼らが所有する「秘密の基地」と、宇宙刑事たちの自宅が繋がっているとの噂もあります。


新たな秘密の場所を求めて現れた人物が、「宇宙刑事チームが唯一秘密の基地から出ることができるのは自宅ではないか?」と言います。これにより、新たな謎が浮かび上がり、物語はさらに深みを増していくことになります。


「GDO」は「宇宙刑事ステイザム」のパロディだという説や、同じ宇宙パトロールを行う宇宙パトロール隊・ハイジャック犯を主人公として扱うことでシリアスな物語になる傾向があったと言われています。しかし、初期設定では主人公は登場せず、「宇宙パトロール隊(ステイザム)」として描かれていました。


その続編として登場する『ALL NIGHT HEART』では、前話『秘密の基地』に登場した宇宙パトロール用の宇宙パトロール車「ハイジャック・ステイザム」と、ステイザムの部下であるステイザムを操縦する「ハイジャック・スーツ」が、「秘密の基地」に存在するという設定になっています。また、ステイザムや「ハイジャック・ステイザム」と同様、新たな追加要素として「ハイジャックス」が追加されました。


第28話『秘密の島』では、第1話から第50話までが「秘密の基地」という設定だったのに対し、「ハイジャック・ハイジャック」という名称で設定されました。また、『ALL NIGHT HEART』のストーリーは20話と少なめです。


また、『秘密の島』で登場した「秘密の島ステイザム」(前話から第14話終了時に登場した名称)や、前作『秘密の島』では最初に登場した「ハイジャック・ハイジャークリーム」(前話から第12話終了時に登場した名前)は、第1話から第50話まで「秘密の島」という設定で登場していたのに対し、第9話以降は「秘密の島ステイザム」という名称で登場しています。


「秘密の島」のストーリーは、第5話から第13話までが第2部「秘密の島」、第1話から第25話が第3部「秘密の島」というように、複数の部に分かれて展開されています。このように、物語の展開や設定が途中で変更されることがあるのが、「GDOザディヴ」の特徴でもあります。


しかし、そのような変化にも関わらず、「GDOザディヴ」は多くのファンに愛され続けています。そして、その愛は作品にも反映されているようで、続編やスピンオフ作品などが多数制作されています。


物語はまだまだ続いていくのかもしれません。新たな秘密が明かされ、新たな謎が生まれる「GDOザディヴ」の世界に、これからも注目が集まることでしょう。





」未放映アニメが同じく未放映なライバル社作品の著作権侵害とはこれ如何に?犯人は誰でどういう意図があるのか


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21回目の宇宙 水原麻以 @maimizuhara

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