第11話 宣言

安心する声が聞こえた。

「点数上がったよ!」自慢げにまおは返した。


「やったじゃ!!!おめでとう」


「ありがとう」


「そういえば、まおはどこの高校を志望してるの?」かず君が聞いてきた。そういえば勉強は教えてもらっていたけど高校の話はしていないことにまおは気が付いた。

「かず君と同じ高校だよっ」今この流れで言わないと後悔する気がしたから正直に応えた。

「マジ!?嬉しい!一緒に頑張ろうな」そう応えたときのかず君の笑顔はスマホの待ち受けにしたいほど満面の笑みだった。

「うん!!」今までこんなに気持ちを込めた返事をしたことがないんじゃないかというくらい大きな声で返した。

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