第10話 進歩

〜二学期中間テスト〜

勉強はしてきた。大丈夫。まおは自分を奮い立たせていた。

「始め!」先生が言った。まずは落ち着くこと。まおは深呼吸をした。周りからはペンを動かす音が聞こえる。かず君の言葉を思い出した。「迷ったら問題文をよみ返す、分からなかったら止まってみることも大切なんだよ」

まおも皆に遅れてペンを動かし始めた。答えがわかる。かず君に教えてもらったところだ。

〜テスト返し〜

「テストを返すぞぉ〜」緊張が走る。結果は、

全教科上がった。まおは心の底で深く喜びを噛み締めた。約380点をとった。まおにとってこれは大きな進歩であって目標に大きく近づいた。

「どうだった?」

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