第6話急な誘い

「ねぇ、来週の夏祭り一緒に行かね?」かず君がいきなり言ってきた。まおは戸惑った。私達はもうそんな関係になったのか、かず君は私のことが好きなのか?などど一瞬でたくさんの妄想が膨らんだ。

「嫌だ?」かず君が少し声を震わせながら聞いてきた。

「行く!」まおは恥ずかしそうに応えた。応えた時のまおは見たらすぐ分かるくらい喜んでいた。これが喜色満面と言うのかとまお自身で理解した。

家に帰ってからのまおは忙しかった。家に帰るなりすぐ服のコーデをした。この服だとこのスカートかな?やっぱり浴衣の方がいいのかな?

寝る間を惜しんでまでこれを繰り返していた。


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