第二十七話「赤き男からの挑戦状」
東京でもっとも高いビル、通称“タガデンタワー”の最上階では幼女とジジイが子供のような
「わしの……わしの完璧なプリチュア計画がーっ! だいたい
「我輩は最初っから信じておったもんねー。やーいやーい」
「むきー
「フハハハハ!
「聞き捨てならないんですが」
知りたくなかった情報がまたひとつ増えた。
林太郎の進退を
無論本人には
もし林太郎がタガラックの誘いに乗ったら、極悪怪人デスグリーンの
だがもしも、林太郎が誘惑をはねのけたら。
「我輩が勝ったのだ。“
「わかっとるわい。林太郎が人間じゃということは誰にも言わんし、データにも残さん。これでいいんじゃろ! じゃが絡繰軍団へのスカウトは
タガラックはいかにも
「しかしドラギウスよ、おぬし今度はなにを
「フハハハハ!
「ついさっきまったく身に
「だが少なくとも、おぬしが我がアークドミニオンに
大いなる総帥は、世界中の平和主義者が聞いたら
だがこの悪のカリスマは、それさえも
その横顔を見て林太郎は思う、いったい栗山林太郎という男の、なにがそこまでドラギウスを
少なくとも、この“
ごりごりの
やはり、この総帥だけは
「クックック……フハハハハ……ハーッハッハッハッハ!!」
都内を
まるでその邪悪な笑い声に
目の前にひろがるパノラマビューの
…………。
十五分後、現場へと
ハンドルを握るのは極悪怪人デスグリーンこと、栗山林太郎である。
そして
「
「てことは
ビルから見た火柱。
あれは先日、サメっちが
“バーニングヒートグローブ”
勝利戦隊ビクトレンジャーを
その名の通り両手に
しかしかの
コンセプトは
一発かすっただけでも炎の
まさに文字通り、一撃で相手を必殺するチート武器なのである。
「
「
サメっちが爆死を
だが林太郎の
林太郎の知る
烈人を
ヒーロー学校時代からなにかと空気を読まずに
それは実際に
まさにヒーロー
この
なんにせよ
むやみな
その“
「どうせ呼び出しを
…………。
“
春は
かつてこの広大な
戦士たちの夢の
「俺のメッセージは
まっすぐな
「わざわざのご
もう一方は不健康そうな顔をした眼鏡の青年であった。
「そういう
「売られた
「その
「それについてはお前も
どこまでも
お
「「ビクトリーチェンジ!!」」
ふたりの男の
それと同時に彼らの身体は赤と緑の光に包まれる。
「心がたぎる赤き光、ビクトレッド! 正義の
「“平和”を愛する緑の光、デスグリーン。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます