第3話私(現在)

彼の死を聞いてから3時間が経った。まだ朝ごはんを食べていないが、既に10時を回っていた。朝ごはんを食べていないからだろうか。頭が回らない。そんな中で感じるのは安堵と不安。彼が死んだ事に安心感を覚えているのは確かだ。しかし逆に彼の死に安心感を、抱いてる事に違和感があり、不安な気持ちを募らせる。

この気持ちはどこから来たのだろう。私も死ねばわかる?彼は今どうしてるんだろう。もっとも、彼は既に世界の塵となりどこにも存在していないだろうけど。

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