第2話私(中学時代)
私は今好きな人がいる。その人のことが好きで好きでたまらなくていつでもどこでも彼が頭にこびりついて離れない。しかし、告白はできていない。きっとこれから先も彼に告白することはないだろう。
ただ1つ言えることがある。私は彼がとても好きだ。世界で1番好きだ。それでいて世界で1番彼の事を嫌っていて、憎んでいる。
何故か?私は既にその答えを導き出している。私はすぐに気づいた。そして考えた。私の存在意義。彼の存在意義。全人類の存在意義。全生物の存在意義。
この世の存在意義を。
考えた結果、答えは出なかった。私には到底理解出来ないほどの深い深い真理があるのではないかと。私はその答えに満足した。だって考えたって仕方がないから。答えなんてでないから。
誰もその答えを求めていないから。
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