第12話 裏切り(笑)
「おいニート。スキルの鑑定なんだが、なんでこいつ意志持ってるみたいに生意気なんだよ?あとなんで自分のステータスは見れるのに相手のステータスは見れないんだよ」
「貴様!!!崇高なるテンプレ神様と呼ばんかい!というかせめて神くらい入れて!お願い!」
「そんなことどうでもいいからニート回答はよ」
「ぐぬぬぬぬ!!!なんじゃった?ああ、鑑定じゃったか。当然じゃろまず魔物にも人にもステータスなんぞない・・・もし他の者がステータスが見えていると言っておったらそれは適当に作り上げたでっち上げ情報じゃな」
「なん・・・だと・・・?ステータスないってじゃあどうやって強いとか判断するんだよ」
「戦っていればおのずとわかろう。というか貴様の場合は誰と戦っても負けんからどうでも良かろう」
「それステータス意味あんのか?というかじゃあ何故俺にはステータスがあるんだ?まぁ、納得は出来ねぇが百歩譲って良しとしよう。じゃあなんで鑑定結果が何というかいつもあんなに調子に乗ってやがるんだ?」
「貴様がわかりやすいようにこの選ばれし高貴な神であるわしがわざわざステータスとして貴様に表示してやっただけじゃ!・・・・鑑定結果??なんの事じゃ?」
「相手のステータスなかったら何の意味もないだろ・・・。いつも鑑定するとふざけた一文が載ってやがるんだよ!最後にはディスってきやがるし」
「おかしいのう、鑑定のスキルはわしの知能を使ってわしが知りえる情報を載せておるだけじゃから、それがまともな鑑定の内容って事じゃろ」
「やっぱり原因てめぇなんじゃねぇか!!!!!つまりあれか!!鑑定の結果も意思もてめぇのニートの脳みそが作ったって事か!!!」
つまり鑑定はこのクソジジイがやってるってことじゃねぇかよ!!!
「誰がニートじゃ!!わしはちゃんと管理しておる!!いつも必死に自宅になにかないか問題がないか警備しておるわ!!!」
「ざけんな!てめぇ一度地球のニートスレでも見てこいや!!自宅警備員とか典型的なニートのセリフだ!!誰があんな小汚いどころか何もない場所に侵入するんだよ!警備するだけ無駄だ!というかてめぇは自分の星を警備しろや!いい加減!!」
「わしの家はもっとしっかりしておるわい!この前のはただの玄関先にすぎんわ!それに星の管理もちゃんとしておる!貴様を派遣したじゃろ!」
「玄関先何もなさ過ぎてビビったわ!!というか玄関先に無駄にちょっといい椅子とか置いて偉そうにふんぞり返ってんじゃねぇ!しかも派遣だぁ?馬鹿も休み休み言え!ただてめぇがミスったから適当に飛ばしただけだろ!!!」
「ぐぬぬぬぬ・・・ああ言えばこう言いおってー!・・・・・・む?なんじゃ?・・・・あ!?・・・いかん!!何故わしの惑星を!!?あぁ!そんな!?こ、こうしちゃおれん!!急いで迎撃準備させんと!」
突如としてこっちではなく空虚を見て何か騒がしくしているニートジジイ。
「おい!いきなりなんだ!?惑星って?迎撃準備って?・・・もしかしてこの星に何か襲ってくるのか!?」
流石に焦ってジジイに問いかけるがこちらの問いはどうも聞こえていない様子。
「なぜ今まで仲間だった無課金勢の者たちが宣戦布告を・・・ってあぁ!あれは課金アイテム!!おのれ!!!裏切りおったな!!!あれほどわしたちは無課金で行こうと杯を!!あぁ!!あやつも!!くぅ!!見ておれ!目にもの見せてやるわ!!!」
「てめぇ!またクソゲーの話か!!クソゲーと現実の惑星どっちが大事なんだよてめぇ!!!おい聞け!クソジジイ!!ニート!!!」
「見ておれ!!今に見ておれよ!!!絶対防衛しきってやるからのう!!!!」
ジジイに向かって文句を言うもジジイは怒りながら体がまた透明になって消えていった。
「あのクソニートジジイ・・・何とかしてあの状態のニートジジイを殴れる方法を考えないと俺の精神がいい加減死ぬ・・・」
結局今日も無駄に精神力が摩耗した状態で、改めて森の深層領域に向かっていくのであった。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
ノリで書いていますので更新は不定期になるかと思われますが、面白いなぁ、続きが気になるなど少しでも思いましたら、良ければお気軽にコメント、フォロー、応援してくだされば、筆者のペースも上がるかと思われます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます