第9話 ようやく村到着
そんなこんなで村に到着したわけだが、うん普通の村だな。
そして俺は今一つの家に招かれていて目の前に爺さんが座っている。
「なんでも村の者たちを救ってもらったようで、ありがとうございます」
そういうと立って頭を下げてきた。この辺りは人としてよくできている者だ。
どこかのジジイもこの人の万分の一でいいから見習ってほしいもんだよ全く。
「私はこの村の村長をしております村の村長Aでございます」
「は?」
「あの・・・なにか御座いましたか?」
「えと・・A・・さん?」
「いえ、村の村長Aでございます」
「・・・・・・・・・」
「どうかされましたか?」
「あ・・いやいや!なんでも何でもないですはい!」
頭の上に?を浮かべた様子でこちらを見ていたが、許してほしい。
いきなり自分の事を村の村長Aとか言われて「はいそうですか、よろしくお願いします」なんて言えるか!
むしろツッコまなかっただけ褒めてほしいわ!
「それで旅のお方お名前は?」
「あ、あぁ。俺は流逆(ナガレ ゲキ)ゲキが名前だ」
「!ナガレ殿は貴族様なのですかな!?」
「貴族?あ、いやそういう訳じゃないんだけど、まぁその・・似たような感じかな?」
「それは大変失礼いたしました。貴族様とは気が付かずに」
「いやいや!!その少し事情があってその辺りはあまり大事にしてほしくなくて!なので普通に喋ってもらえるとありがたいです」
「ですが・・・いえ、わかりました。それではあまり二名(ふたな)は名乗らない方がよろしいですよ」
「え、えぇ!そうですね、ついうっかりしてしまいまして。他の人には黙っていただけると助かります」
ふたなってなんだ!?いや、おそらくこの会話の流れから名字の事か。
つまり一般人は名字なしか。いやそもそも名前あるのか本当に・・・
「ではなんとお呼びすれば?」
「ナガレでお願いします」
「わかりました。ではナガレ殿とお呼びさせて頂きます。もう外もある程度暗くなってきておりますし、今夜は是非我が家に泊まっていってください。お食事もご用意いたしますので」
「よろしいのですか?」
「勿論です。せめてものお礼に。明日は救ってもらった者たちの家族たちも挨拶したいと申しておりましたので、本日はゆっくりお休みください」
「わかりました。それでは、お言葉に甘えさせていただきます」
ふぅ、とりあえずベッドに寝転がったわけだけど、改めて転生してからを思い出すと・・・
一日目からカオスすぎね?というか設定濃すぎね!?
ほんとに続けられるの作者?ノリだけで書きやがって。
自分だけがテンプレと思ってても見てる人がそう思わないこともあるんじゃないの!?
まぁいいや。その辺は作者が苦労するだけだろ。おっとメタいメタい。
しかし変なことになったな。
まさに両親の思惑通りともいえるのか?何せこの名前、流 逆(ナガレ ゲキ)って、世の中の流れに逆らって生きろって意味らしいし。
逆らい過ぎて地球から飛び出しちまったけどな!はっはっは!!
・・・はぁ、これからどうなるんだ?ってか俺この世界に骨埋めるのか?
それともクソジジイとはいえ神だから地球に復活とかあるんだろうか?
今度覚えてたら聞いてみるしかないか。それよりも優先して聞くことが多すぎるんだけどな。
まずこの世界で生きないことには意味ないし・・・・
とかいろいろ考えてたけど何だかんだありすぎて眠気がヤバいな、瞼が重く・・・なって・・・きた・・・・
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ノリで書いていますので更新は不定期になるかと思われますが、面白いなぁ、続きが気になるなど少しでも思いましたら、良ければコメント、ブックマーク、評価してくだされば、筆者のペースも上がるかと思われます。
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