第8話 救助した村人達


ひとまずあのカオスな状況からは脱した。


今俺の目の前には三人の人間がいる。


一人目は10歳前後くらいの少女。食い物とか探しに来てて森ゴブリンに襲われていた子だ。


二人目は同じく10歳前後の少年。母親が病気らしく薬草を取りに来ていたところを森ウルフに襲われた子。


三人目は16くらいの女性。装備が革で出来た軽戦士って感じの新人冒険者らしい。


そして驚きなのが全員同じ村出身・・・めちゃくちゃじゃねぇか!


村の危機管理能力の無さよ!!


てか普段どうやって生活してんだよ!ゴブリンくらいやれんだろうな!


「それで?ひとまず全員助けたわけだけど、とりあえず村に帰すか」


「ありがとうございます!!いつもならこの辺りは魔物が出ないはずなんですけど今日はどうしてか魔物に襲われてしまいまして」


「僕もいつも取りに行ってる薬草の道のりなら魔物はいないはずだったんだけど」


「本来ならこのような浅い領域にオークが出てくるなんてあり得ないんだ。助かったよありがとう。君は強いんだね。是非お礼に村に寄って欲しい」


という感じで今は村に向かって歩いてるんだけど。


これさ・・・まさかとは思うけど・・・俺がこの場所に飛ばされたから魔物が現れたとかそんなことないよな?


イベントのためにわざわざ普段いない魔物が出たとか・・・


ははは・・・そんなわけないよな・・・ははは・・・はは・・・はぁ。


本当なら今すぐジジイを呼び出して事情を問いただしたいんだけど、流石に他の人に見えるかどうかわからないからそれが出来ないんだよな。


もし見えないなら中空に向かってキレてるヤバい奴扱いになるし、見えたなら見えたで変なジジイ召喚するヤバい奴になるし・・・


あれ?俺のジジイ関係=やばい奴にしかならなくない?やはり奴は害悪だな。


ちなみに残ってた魔物は全て星になった。


なお、こんな倒し方じゃ、よくある素材的なのとか討伐した証的なのが手に入らなくて、もし魔物を倒して路銀を稼ごうとしても無理じゃね?


って思ったけど、何故か地面に魔物のドロップアイテムが落ちてた。


原理は解らん。


まぁぶっ飛ばしてもいいならそれでいいかと思ってスルーしたけど。


変に体の一部とかをちぎったり素材のために剥いだりするの嫌だしな。



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ノリで書いていますので更新は不定期になるかと思われますが、面白いなぁ、続きが気になるなど少しでも思いましたら、良ければブックマーク、評価してくだされば、筆者のペースも上がるかと思われます。

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