主人公の加奈は、どこか感情が希薄な感じで、それこそ精巧なロボットのようなイメージがあります。
この作品の良い意味で淡々とした雰囲気重視な描写と、虚構と現実の狭間を行き来する世界観が相まって、まさにサイバーパンクにふさわしい主人公といった様相です。
冷淡な振る舞いとは裏腹に、だからこそ正しくあり続けようとするその姿勢が、より強調されています。
物語はまだ序盤ですが、正体不明の少女との共闘など、作品世界に興味を抱くような謎も展開されていますし、戦闘描写も臨場感たっぷりです!
現実に程近い異空間で、人知れず戦うという設定などが好きな方には非常にオススメの一作となっております!