信じる者は―
ああ、なんて、向日葵。
「あれ、どしたん?」
貴女が、向日葵みたいに笑うから。太陽に晒された肌のように、私の頬が紅くなるのです。貴女と居ると、腐った肥溜めの世界もいくらかマシに見えて、私は愚かにも自分がどんな存在かを忘れそうになる。
「おーい、大丈夫?」
太陽に、誰かを明るくしている自覚はない。ましてや向日葵に、誰かを救っているという自覚があるだろうか。いや、あるわけがない。だから私は――
(太陽に似た
「お清様は私の太陽だ」
「さいでっか」
腐れ縁の熱っぽい視線の先には、DQNパーティにやってきた馬鹿パリピを蹴散らすために暴風雨コイコイした土地神様。しかし茨木はツッコミに命を懸けていないので沈黙を守った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます