第40話 ウルの領域

翌朝、アクアゴーレム達に片っ端から雑魚を倒させて、雑魚がいなくなるのを待ち、ジン達は隣の領域に向かい、ボスを探す

「あのデカイクロコダイルがボスですね」

ウルが笑顔で言う

「倒すとするかな?」

ジンが笑顔で言うと近付いていくと、クロコダイルがジンを警戒始め、ジンは一気に間合いを詰める

「グガーーーー!」

クロコダイルが大きな口を開けると、噛み付きにくるが、ジンはかわしながら、剣を目に突き刺すが上手く刺さらずに、後ろに飛び退き、すぐにジンは接近するが、クロコダイルは尻尾を叩き付けにくる

「あぶな!!」

ジンがかわしながら呟き、剣を突き刺す

「ギャーーーーー!!」

クロコダイルは暴れながら転がると、ジンは後ろに飛び退き、クロコダイルはジン目掛けて跳んでくる。ジンは闘気を纏い剣を振り下ろす。クロコダイルは、両断されて黒い霧になって消えていく

「結構強かった・・・」

ジンは汗を拭いながら言う

「ジン様凄いです!!あんな大物を寄せ付けないで倒すなんて!!」

「今回はギリギリだぞ」

ジンが苦笑いする、クロコダイルがいた跡に剣が落ちている

「剣ですか?」

サーラが拾いながら呟くとジンに渡してくる

「良い剣だな!!」

ジンが受け取ると剣を確認しながら言う

「ジンさんは本当に強いです・・・」

サーラが真剣に見つめながら言う

「そんなに強くないが、レベルが高いからだろう」

ジンが微笑むと、ドリーが笑いながら飛んでいる

「ジン様代理登録終わりました」

ウルが笑顔で浮いてくる

「じゃあ集まってきたら殲滅してから戻ろうか?」

ジンが笑顔で言う。しばらくすると魔物が集まってくると、ジンは次々と魔物を倒していく。クレアとサーラも魔物を倒していると、魔物がいなくなる

「ジン様!魔石を拾い集めますね」

クレアが笑顔で言うと、地面に落ちている魔石を拾い始める

「油断だけはしないようにね」

ジンはクレアを見ながら言うと魔石を拾い始める

「ジン様アクアゴーレムの元に帰りましょう」

ウルが笑顔で言うと帰ることにする


「あ!大きな魔物!!」

目の前にアクアゴーレムと戦っている大きなドードがいる

「後ろから一気に攻撃して倒すよ!!」

ジンが言うと一気に接近して、剣を突き立てる。クレアの魔法も炸裂すると黒い煙になって消える

「簡単だったな」

ジンが笑う

「ジン様はいつもずるする!!!ずるいです!!ジン様は、ズルズル!!最強のズル!!」

ドリーが飛びながら言っている

「ドリー!!戦略と言いなさい!!魔物の隙を付くのも必要ですよ!!」

ウルがドリーに怒鳴ると、ドリーは笑いながら飛び回っている

「離れるとまた魔物に食べられるよ」

ジンが言う

「イヤーーーーー!!」

ドリーが慌てて肩に戻り、クレアが見て笑い始める

「ウルはアクアゴーレムの補修をしてから休憩ね」

「はい!ジン様!!」

ウルはアクアゴーレムを直し始める


数日間、魔物を撃退しながら過ごして、隣接する領域も結界を張れる様になる

「これからどうしますか?」

サーラが笑顔で言う

「あと少しウルには、時間が必要だよね」

「はい!ジン様!!魔力供給がまだ足りませんので長く離れられません」

ウルが残念そうに言う

「ウルのために、もう少しここで戦うよ」

ジンが笑顔で言う

「ジン様ありがとうございます。役にたてるように、頑張ります」

ウルが宙に浮きながら、頭を下げて真剣に言う

「ドリーよりも役にたっているよ」

「え!! 私よりも!! ・・・あ!! 私やくただずだった!」

ドリーが大声をあげると、みんな笑い始める

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