第19話 リザード討伐と帰還
翌朝、セルシオはテントの件を全員に言う
「これでは討伐を進めることは出来ません」
セルシオのパーティーメンバーが言う
「自分達はリザードと戦う実力が無いので・・・セルシオさんの判断に任せます」
サーラのパーティーが言う
「仕方無い ・・・・」
冒険者達が言う
「頼む!見逃してくれ頼む!!!!」
襲った冒険者達が涙を浮かべて頼み込んでいる
「リザード討伐は、切り上げて町に帰ることにする・・・・」
セルシオが宣言すると冒険者達は襲った冒険者10人を睨んでいると冒険者達は馬車の準備をして襲った冒険者達を監視している
夕方冒険者ギルドの前に到着する。セルシオと一緒にジンは冒険者ギルドに入る
「え!セルシオさんどうしたのですか?」
「実はジンを殺そうとした冒険者の処分をお願いしたい」
セルシオが苦笑いしながら言うと、襲った冒険者達を冒険者ギルドに連れてくる
「え!殺そうとした!!何故!!」
「こいつらは馬鹿だ!命懸けで助けてくれたジンを逆恨みして、夜中に松明を持ってジンのテントを焼いたのだからな・・・・」
苦笑いしながら説明していく
「解りました・・・ギルドマスターを連れてきます」
職員は急いでギルドマスターを連れてくる
「話しは聞いたが本当だな!!」
ギルドマスターが聞くと、セルシオ達と襲った冒険者達の言い訳を聞いて苦笑いしながらジンを見て
「精霊様は怒っていますか?」
ギルドマスターは苦笑いして周りに聞こえない様にジンに聞く
「ドリーは笑っているね」
「そうですか・・・・」
ギルドマスターはホッとしてから、冒険者達を見て
「今回の討伐で得た魔石を出してくれ」
冒険者の代表達が魔石を出して確認していく
「流石セルシオだな・・・13個か」
みんなセルシオを尊敬の眼差しで見ていると、セルシオは苦笑いしているとジンは2つ袋を置く
「は?なんだあの袋は!!」
冒険者達が驚いていると職員が開けてから魔石を出していくと種類を別けていく
「ジンさん、別ける時間有りませんでしたか?」
職員が苦笑いしている
「すまん、少ない方が初日でもうひとつが2日目だ」
「そう言うことですね」
「え!ちょっと待て2日目はわかっていたが初日も同じぐらいの数を狩っていたのか?」
セルシオが驚く
「あまり多くのリザードが現れたら面倒だったから離れた所で殲滅しながら数を減らしておいたがアントが多かった」
「そう言うことですね・・・・アントの大群も討伐対象ですが・・・この数は異常ですね」
ギルドマスターが苦笑いしている
「そうか・・・それで初日は少なかったのか・・・全部ジンのお陰か」
セルシオが苦笑いしていると冒険者達はジンを見ている
「本当に恩人を殺そうとしたり、喧嘩を吹っ掛けるとは愚か者ですね、余罪を確認して処分にします」
ギルドマスターが言うとジンを襲った冒険者達を連れていく
「リザード討伐依頼ですが、ジンさんだけで討伐数達成していますので、全体で依頼達成となります、報酬はこちらです」
職員が言うと硬貨の袋を置く
「え?本当に良いのですか?」
セルシオが苦笑いしていると、他の冒険者は呆然としている
「ジンさんがいるので仕方無いと思います」
職員が微笑みながら言う
「こちらが魔石の買い取りの各パーティーの分です」
職員が硬貨を冒険者パーティーの代表者に渡すとジンだけ大きな袋に入っている状態で渡される
「お疲れさまでした」
職員が言うと冒険者達はテーブルに行き、取り分について話し合いを始める
セルシオが中心に話し合いをする
「ジン半分は受け取って欲しい」
「自分は十分に持っているから、16人で等分に分ければ良い!装備が未熟な者は装備も買えるからな」
ジンが言うと冒険者達は苦笑いしている
「しかし実際ジンが達成させたから、ジンが全部を主張しても良い!それにリザード討伐した数で取り分を別けても文句を言う人は居ないぞ」
セルシオが言うと冒険者達は頷いている
「そうしたら全員頑張っても取り分が少ないだろ・・・今回は16人で均等に分ければ良い!それか俺を抜いた15人で山分けしてくれても良いぞ」
ジンが笑顔で言うと、セルシオは冒険者達と話し始めると全員納得する
「ジン!今回は提案を受け入れさせて貰う」
セルシオが言うと硬貨を16人で分けると冒険者達は受け取りジンにお礼を言って帰っていく
「ジンが居なかったら全滅していたと思うぞ!ありがとう」
セルシオが言うと、セルシオのパーティーは頭を下げて、お礼を言うと帰っていく
「ありがとうございました、頑張って1人前のプリーストになります」
サーラが笑顔で言うと帰っていく
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